2004.03.06号(自然) 山田俊彦氏写真展第9回 注:全ての写真の著作権は山田俊彦さんに帰属します。無断でのご使用はご遠慮ください。 山田俊彦さんのプロフィール
写真展第九回目は、あこがれの!?バハカリフォルニア、ホエールウォッチングがテーマです。ちょうど今の時期(一月〜三月)はバハでのホエールウォッチングシーズンで、出産のために南下してくるアラスカの鯨たちを見られるのです。日本では四国のほうでも見られるスポットがあるようですが、なにせバハは規模が違います。(といっても私は未経験ですが・・・)なんと、鯨にさわることができるのです。以下、山田さんにいただいた説明をご紹介します。写真とともにお楽しみください! ********************* 「ホエールウォッチングは各国で出来ますが、どこも船の上から何時見えるか判らない鯨を待ち、運が良ければジャンプに遭遇するといったものです。ラパスから船で出るホエールウォッチングはこれに当たります。 バハでは、数人乗りの小型のボートですぐ傍に行けるだけでなく、触ることも出来るのです。12月から3月にかけて、遥々ベーリング海から出産の為にやってきたコク鯨(Gray Whale)は、主に90kmある細長いマグダレーナ島と本土の間2〜4kmの浅く狭い海で子育てをしています。11月より南から少しずつ北上し、4月になると外洋に出てアラスカ方面に旅立ちます。 ボートの基地は、ラパスから北に200km程のCd,Constitucionから東に入ったSan Carlosと、更に30km北のEjido Insurgentesから東Puerto Lopez Mateosにあり、この期間随時乗船可能です。何れもレンタカーを使用しないと、バスは乗り継ぎで便数も少なく不便です。両港ともに数件の旅籠があり、宿泊も可能です。鯨は少しずつ北上し、年により沢山いる場所が異なりますので、現地で情報を得てから港を選ぶと良いでしょう。この海峡には数百頭の子連れ鯨がいて、子鯨は息が短いので短時間で呼吸の為に母親と一緒に浮上します。ボートの船頭は潜る所を見て、素早く上がって来る場所を見極め、そこで待っているとズバリすぐ傍に揃って現れ、呼吸の潮吹きで全員ずぶ濡れとなります。防水ジャケットは必須です。様子は写真で想像して下さい。更にご興味が有ればビデオも撮って来てますのでご連絡下さい。 娘と三日間マグダレーナ島でテント生活で観察しました。食堂もテント張りで、トイレは半囲いの青天井、砂漠の生活を体験するのも楽しいですが、イメージと異なりかなり寒いのには堪えました。常時船頭が待機、一日中何時でも好きなときに出港、至れり尽せりのツアーでした。鯨を見るだけでしたら一日有れば充分と思います。 日本からのツアー 米国発のツアーも沢山有ります。運が良ければDC3に乗れます。一週間掛けての大型船も有り、現地で小型ボートを下します。 一日しか時間が取れない方は、カボサンルーカスからその日に必ず見られる処に小型機で行って、半日ボートで見るツアーを採られることをお勧めします。アエロカラフィアはホテル ラス グロリアに有ります。 白長須鯨はカリフォルニア湾側ですが近くで見る小船を捜すのが難しいです ◆◆INDEX◆◆ カボ・サン・ルーカス ラパス 1967年から3年間、駐在員としてメキシコに滞在。その後、仕事で10回以上,遊びを兼ねて数回訪墨し、滞在期間を合わせると延べ5年間ほどになります。その間撮った写真が数千枚!きっちりPCに保存されていて、お宅を訪問したayaもkanaeもひたすらその整理術に脱帽。。。メキシコ以外の旅行もたくさんなさっており、今一番のお勧めは「チュニジア」。メキシコについては鉄道もお詳しく、今ではほとんど不可能な「メキシコ・列車の旅」をたくさん実現なさったとのこと。音楽から民芸品から食べ物から、何から何までメキシコのことを心から大切に思っておられるのが、暖かなお話ぶりから伝わってきました。 (kanae)
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