■創刊号■

初めて読む方へ・・・

いよいよ、いよいよでございますねー。来年はワールドカップ(以下w杯)の年でございます。

ご存じのように中南米諸国では、野球が盛んでサッカーに興味のないベネズエラ、キューバ、ニカラグア以外、w杯は国民の一大関心事です。(参考資料:オトキータのメキシコ日記

特に今回の大会開催地は日本(韓国共催)!・・・中南米フリークとしては絶対無視できないイベントですぞよ!!
ということで、我がCafe Mexicoはこのコーナーを使って、中南米の予選状況、注目選手、サッカー事情などを月1回のペースでお伝えしていきたいと思います!

とはいえ、このコーナー担当の私・・・「サッカーの魅力は華麗な足ワザ。試合運びに心理的要素が大きく影響するところなんか面白いわ〜」なんて知ったかぶりしてますが、単なるお気に入り選手目当てのミーハー・ファン。もちろんスポーツとしてのサッカーも大好きですが、戦術やシステムといった玄人好みの情報提供はできませんので、そこらへんご了承願います。

「w杯? 中南米も活躍するしことだし、いっちょ注目してみるか・・・」といった感覚で軽〜く読んで下さいませ。もちろん質問やご要望、ご指摘等があれば、お願いします!。

なお、南米を含め世界のサッカー事情についての入門書として、スポーツジャーナリストの後藤健生氏の著書「サッカーの世紀」(文春文庫 ¥495+税)がオススメです。サッカーの歴史やW杯の位置づけなど興味深い話がいっぱい。是非みんなに読んで欲しい一冊です。

それから、日本語で中南米サッカーを取り扱った数少ない文献を参考までにご紹介します。

  1. 南米蹴球紀行〜英国・ガーディアン紙紀行が見た中南米フットボールの光と影
     クリス・テイラー=著 東本貢司=訳
     ケイブン社 2001年 ¥2,400(税別)
  2. 南米サッカーのすべて [改訂増補版]
     クリストファー・ヒルトン/イアン・コール=著 野間けい子=訳
     大栄出版 1998年 ¥2,500(税別)
  3. スタジアムの神と悪魔 [サッカー外伝]
     エドゥアルド・ガレアーノ=編 飯島みどり=訳
     みすず書房 1998年 ¥2,200(税別)

1. は、ジャーナリストの取材で多少偏りもありますが、新刊ですし中南米のサッカー事情を知るうえで一番のオススメ。メキシコTVメディアや、コロンビア麻薬カルテルのフットボールビジネスへの関与の話なんかが面白い。2. はマニアックなデータ資料集。3. は著名なウルグアイ人ジャーナリスト(かつ作家)Eduardo Galeano のサッカーに関するコラム集です。彼のサッカーへの深い愛情が伝わってきます。商業主義に走りつつある現代サッカーへの批判にも共感できます・・・(原題は"EL FUTBOL a sol y sombra")彼の文章は簡潔かつ美しいので、スペイン語を勉強している人は原書で読んでみるのもよいかも。

さてさて、

2002年w杯の話にもどしますと・・・本大会に向けた熱い戦いはすでに始まってます。予選方法と昨年(2000年)3月〜11月までの予選結果を参考までに簡単にまとめてみました。そして、いよいよ正念場!となる今年3月からの予選状況についても、出場国が決定する11月まで逐次データを更新していきます!

最後になりましたが、日本人の我々としては、日本代表のことも忘れずに応援していきましょ〜!