2003.05.06号(民芸品) 山田俊彦氏写真展 注:全ての写真の著作権は山田俊彦さんに帰属します。無断でのご使用はご遠慮ください。 山田俊彦さんのプロフィールはこちら!
写真展第七回目は、メキシコの民芸品です。メキシコには地方色豊かな手作りの民芸品がたくさんあり、お土産に事欠きません。メキシコらしいカラフルな色使いが美しいものや、繊細な細工が施されたもの、ちょっと不思議な動物たちなど、見ているだけで楽しくなります。メキシコに行かれた方は、ついたくさん買い込んでしまって日本で置き場に困った、というような経験をお持ちの方も多いのでは!? かくいう私もその一人です。でも見ていると欲しくなっちゃうんですよね・・・。家の中はすっかり、メキシコの民芸品だらけになっています。 以下に紹介する写真は、山田さんの個人コレクションや実際に作家を訪ねられた時のもので、エピソードや説明は山田さんにうかがったものです。
「有名な黒陶器は、彼女の工房で1930年代から作られて来た。作品はスミソニアン博物館にも収納されている。68年訪ねたときは、撮った写真は一枚のみ。次回77年、作業場は10年前そのまま。轆轤を使わず、2枚の皿で廻して、忽ちのうちに見事に壷が出来上がる。実演が終わるとショールームで自ら売り子となる。父が梟を集めていると言ったら、落ちている釘でサインしてくれた。大きな壷を買わなかったのが今もって悔やまれて仕方が無い。彼女は80年に亡くなり、今や伝説の人となって銅像が建っている。」
1967年から3年間、駐在員としてメキシコに滞在。その後、仕事で10回以上,遊びを兼ねて数回訪墨し、滞在期間を合わせると延べ5年間ほどになります。その間撮った写真が数千枚!きっちりPCに保存されていて、お宅を訪問したayaもkanaeもひたすらその整理術に脱帽。。。メキシコ以外の旅行もたくさんなさっており、今一番のお勧めは「チュニジア」。メキシコについては鉄道もお詳しく、今ではほとんど不可能な「メキシコ・列車の旅」をたくさん実現なさったとのこと。音楽から民芸品から食べ物から、何から何までメキシコのことを心から大切に思っておられるのが、暖かなお話ぶりから伝わってきました。 (kanae)
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