■ 最新音楽ニュース ■

2003.01.28号

KINKYがサンダンス映画祭で演奏

米国グラミー賞のラテンロック部門にデビュー・アルバムがノミネートされているメキシコ北部出身の若手ロック・バンドKinkyが、米国ユタ州で開かれたサンダンス映画祭のイベントに出演。ちなみに現在メキシコにて公開中の映画『La Hija del Canibal』(アントニオ・セラノ監督・セシリア・ロス主演)の主題歌は彼らによるもの。

OV7の解散コンサート近づく

昨年末、生番組の出演中に突然解散の意向を表明したメキシコの人気アイドル7人組OV7。2月末から3月初旬を目処にベスト・アルバムを発表し、メキシコシティのアウディトリオ・ナショナルか野外ステージ、El Foro Solでの大規模な解散コンサートを予定している。人気絶頂の彼らだけに解散後の行方が気になるが、グループ一の色男Ariは、早くも国内最大手テレビ局・テレビサから恋愛ドラマへの出演オファーを受けており、もっか俳優デビューを検討中。歌唱力バツグンのKalimbaと女性メンバーのひとりLidiaは現在所属しているソニー・ミュージックからソロデビューが内定。ダンスに定評のある男性メンバーOscarがプロデュースに参画するとか。残る女性メンバー3名の進路は未定、もっか解散イベントの準備で頭がいっぱいだそう。

シャキーラのメキシコ公演近づく

来る2月14日、15日とメキシコシティの野外ステージEl Foro Solでメキシコ公演を予定しているコロンビアの歌姫、シャキーラ。大手銀行バナメックスのカード所有者を対象とした事前予約の初日に総座席の50%にあたる約5万枚のチケットを売り上げ、人気の強さを見せつけた。また、一足先の2月11日に行われる北部モンテレイでの公演(約6800人収容)も同様の売れ行きで、発売開始から10分でほぼ完売状態だったとか。


2003.01.21号

元メカーノ、アナ・トロハが今月末に3枚目のソロ・アルバム発売

かつてスペイン語圏で一世を風靡したポップス3人組メカーノの紅一点ボーカル、アナ・トロハが、今月末にソロとして3枚目のアルバムにあたる『Fragil』(全14曲)をリリースする。ビョーグ、ジャミロクアイ、オアシスら大物アーティストのアレンジを手がけてきたサイモン・ヘイルら有名どころを集めて制作され、メキシコのロック・バンドJaguaresのリーダー、サウル・エルナンデスとの異色デュエットも収録。

米国グラミー賞にメキシコ人アーティストが多数ノミネート

来月22日に、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催が予定されている第45回グラミー賞(全104カテゴリー)のラテン・ミュージック部門に、メキシコ人アーティストが多数ノミネートされた。アルゼンチン人とメキシコ人の男性ポップス2人組、シン・バンデラ(ラテン・ポップス・アルバム部門)、グラミー受賞経験のあるロック4人組マナと北部出身の新人バンドKinky(ともにラテン・ロックアルバム部門)のほか、メキシコ−アメリカン・アルバム部門には、庶民のダンスミュージックとして欠かせないノルテーニョ音楽で活躍するロス・トゥカネス・デ・ティファナ、ジョアン・セバスティアン、バンダ・エル・レコド(ワールドカップ期間中に日本公演を実施)の名前が。『イ・トゥ・ママ・タンビエン』(邦題:天国の口、終わりの楽園)のサントラ盤もコンピレーション・アルバム部門にノミネートされている。ちなみに、昨年発売した英語アルバム『Laundry Service』で米国ファンを増殖させたコロンビアの女性シンガー、シャキーラはノミネートならず...。


2003.01.14号

トミー・モットーラ氏がソニー社長を辞めて自らのレーベルを設立

元マライア・キャリーの夫であり、1999年12月にメキシコ人シンガー&女優、タリアと再婚を遂げた音楽業界の才腕、トミー・モットーラ氏。マライアやセリーヌ・ディオンの生みの親として知られ、リッキー・マーティン、シャキーラといったラテン・アーティストの世界的ブレイクにも一役買った彼が、14年間務めた米国ソニーミュージック・エンターテイメント社のトップの座を辞職、自らのレコード会社を立ち上げることになった。円満退社だそうで、新会社設立のあかつきには古巣ソニーと組んでプロジェクトを進めるそうだ。ちなみに愛妻タリアが彼の新会社に移籍するかどうかも注目されている。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブがまたまたメキシコ公演を実施

熟練した演奏と歌声で、今もなお世界中にファンを増殖させているキューバのご長老バンド、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ。付き合いの長い近隣国とあって頻繁にメキシコ公演を行っているが、来る2月27日に再びメキシコシティのアウディトリオ・ナショナル(1万人収容)に登場することが決まった。