■ 最新音楽ニュース ■

フランシスコ・セスペデス、3年ぶりにアルバムを発表

キューバ出身の実力派シンガー、フランシスコ・セスペデスが通算3枚目にあたるアルバム『Ay Corazon』を発表し、3年ぶりの本格復帰を果たした。高級リゾート地カンクンに住まいを構える彼は、長期休業の間、愛妻と5歳になる長女との時間を満喫した模様。同アルバムは8曲が自作で、同胞アーティスト、パブロ・ミラネスとダビッド・トレンスの楽曲も収録。大物パブロ・ミラネスが他のアーティストに楽曲を書き下ろしたのは今回が初めてとのこと。

2002.11.26号

シャキーラがマディソン・スクエア・ガーデンでコンサート

コロンビアが生んだ歌姫、シャキーラがニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでコンサートを行った。会場は埋め尽くした2万人近い観客を前に、英語とスペイン語のナンバーを織り交ぜて熱唱。お得意のギターだけでなく、ドラムやハーモニカの腕前も披露した。途中、段差のあるステージから落ちるアクシデントに見舞われたが、ファンの驚きをよそに、何事もなく歌い続けたとか。なお、具体的な日程は決まっていないものの、来年にメキシコ公演を予定している。

ラウラ・パウシーニがDVDを発売

透明感のある歌声で人気のイタリア人シンガー、ラウラ・パウシーニが、今月末に初のDVDを発売する。昨年12月にミラノで開かれたコンサートを収録したもので、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、英語の4ヶ国語のナンバーが含まれる。もっかラウラ嬢は、こちらも初めての完全英語アルバム「From the inside」のプロモーション中。97年代に英語でのレコーディング・オファーを受けていたそうだが、ダンサブルなナンバーを指定され、ビジュアル面でも挑発的なセクシーさを要求されたので見送ったのだそう…。


2002.11.19号

エンリケ・イグレシアスがNYで最新ビデオをお忍び撮影

先週、スペインの人気ポップスシンガー、エンリケ・イグレシアスが、ニューヨークで最新シングル「Quizas」のビデオ・クリップ撮影を行った。本年9月にリリースされた同名アルバムからのシングルカット第2弾にあたり、後悔やチャンスの喪失がテーマ。実父で歌手のフリオ・イグレシアスとの関係からインスピレーションを得て生まれた曲とされ、ビデオクリップでは、家族関係の浮き沈みが描かれているそうだ。なお、アルバム『Quizas』は発売から一週間で100万枚を突破している。

スター養成番組『ラ・アカデミア』の第二期生オーディションに18万以上の応募者

10月半ばに公募が始まったアステカ・テレビの人気番組『ラ・アカデミア〜名声への道〜』の第二期生オーディションが11月10日に終了。メキシコシティ、モンテレイ、グアダラハラ、ティファナ、サン・ルイス・ポトシ、オアハカ、ベラクルス、さらには米国ロサンゼルスの8ヶ所で選考会が開かれ、歌手デビューを夢見る18万人以上の若者が集まった。
 6月末にスタートした同番組は、メキシコ全国から選ばれた14名の男女が一つ屋根の下で暮らしながら、歌唱法や演技、ダンスなどを学び、歌手としての才能を磨いていくという企画。毎日ゴールデンタイムと深夜に彼らの暮らしぶりがお茶の間に流され、特定のケーブルテレビ会社と契約すれば24時間その生活を見守ることが可能。毎週月曜日にそれぞれ課題曲が与えられ、日曜日に開かれる生中継コンサートでレッスンの成果を披露する。なお、1週間単位で視聴者からの電話投票(24時間)を受け付けており、コンサート終了後に、その週で最も投票の少なかった生徒が脱落となる。第一期生の個性と成長ぶりに支えられ、ライバル会社テレビサがうらやむ高視聴率を誇ってきた同番組も、残り2回を残すのみ。すでに優勝候補は5名まで絞り込まれており、12月1日にアウディトリオ・ナショナル(メキシコシティ)で開かれる最終コンサートで上位3名が決定される。ちなみに賞金は、一位:250万ペソ、二位:150万ペソ、三位:100万ペソ。

アナ・ガブリエル、1万人のファンを魅了

11月10日に、シナロア州出身の女性シンガー、アナ・ガブリエルがアウディトリオ・ナショナルでコンサートを行った。15名以上からなるオーケストラを従え、新曲2曲を含む全25曲を熱唱。会場を埋め尽くした1万人の観客の中には、フォックス大統領の娘、アナ・クリスティナさんの姿もあった。


2002.11.12号

ピーター・ガブリエルのメキシコ公演

英国人ミュージシャン、ピーター・ガブリエル(元ジェネシス)が、初めてメキシコを訪問。最新アルバム『Up』の収録曲を中心に、アウディトリオ・ナショナルで2daysコンサートを行った。テニス好きらしく、滞在先のカミノ・レアル・ホテルのテニスコートで数回にわたって汗を流したそうで、某紙によると“ミュージシャンとしては一流だが、テニス選手としては…”とのこと。

ビセンテ&アレハンドロ親子がメキシコでもジョイントコンサート

米国ツアーに引き続き、“ランチェーラ界の親子鷹”、ビセンテ・フェルナンデスとアレハンドロ・フェルナンデスが、メキシコでもジョイント・コンサートを行う。12月12日:Auditorio Coca Cola(モンテレイ)、12月14日:el Foro Sol(メキシコシティ)の2回公演。家族の結束が固いことで知られるフェルナンデス家だけに、妻や子が客席で見守る中、今回も汗と涙の熱きステージが期待される。

クリスティーナ・アギレラがメキシコ訪問

米国のアイドル歌手、クリスティーナ・アギレラが12月7日から9日まで、最新アルバム『Stripped』のプロモーションでメキシコ入りする。同アルバムは、現在、ビルボード誌のヒットチャート第2位にランク中。シングルカット第一弾「Dirrty」のビデオ・クリップが、過激な内容からタイで放映禁止になり話題となったばかり。


2002.11.04号

ポール・マッカートニーの初日コンサートは大盛況 

英国人シンガー、ポール・マッカートニーが、11月3日(日)にメキシコシティのPalacio de los deportesで初日公演を行った。約9年ぶりのメキシコ訪問とあって、チケット発売から1時間でソールド・アウトになっっていただけに、会場を埋め尽くした18000人の観衆は大熱狂。2時間半の間、元ビートルズの歌声に酔いしれた。年に一度の「死者の日」の翌日だったということもあり、マッカートニーは前妻リンダさんをはじめ、ビートルズ時代の仲間ジョン・レノンとジョージ・ハリスンの死について言及。レノンには「Here to day」(この曲を生で披露したのは今回が初めて)、ハリソンには「Some-thing」(アコースティック・バージョン)の演奏をそれぞれ捧げた。また、コンサートの最後に、ソンブレロ(俗に言うマリアッチ帽)をかぶって「ビバ・メヒコ! 」と叫ぶと、ファンたちはライターの灯火で応えた。

セリア・クスルのパワーに圧倒

11月1日の晩、メキシコシティで、キューバ出身のサルサ歌手、セリア・クルスの歌手生活50周年記念コンサートが開かれた。会場となったアウディトリオ・ナショナルのロビーでは、開演前からキューバ人バンドの演奏が行われ、早くもお祭り気分。開演と同時に彼女の歌手生活を振り返る映像が次々と流され、大編成バンドのノリノリな演奏でステージは幕を開けた。毎度のことながら、美川健一もビックリの金ピカ衣装に身を包んだ“サルサの女王”が満面の笑みで姿を現すと、1万人の観客から祝福の拍手。先月78歳の誕生日を迎えたばかりのセリアは、お気に入りフレーズ「アスーーーカル!」の雄たけびを連発し、年齢を感じさせないパワフルな歌声で、会場中にエネルギーを振りまいた。なお、アイドル系ポップス・グループ、カバー、ユリ、アレックス・シンテック、ペドロ・フェルナンデス、ダニエラ・ロモ、マルコ・アントニオ・ムニスら6組のメキシコ人アーティストがお祝いに駆けつけ、それぞれデュエットを披露。最後は全員で「La Vida es un Carnavel」(メキシコ映画『アモーレス・ペロス』の挿入歌)を熱唱し、観客は総立ちとなった。

ルイス・ミゲルのベスト・アルバム、スペインで売上No.1

プエルトリコ生まれのメキシコ人シンガー、ルイス・ミゲルのベスト・アルバム「Mis Boleros Favoritos」(僕のお気に入りボレロ集)が、スペインでも好調な売上を見せている。これまで未収録だった「Hasta que Vuelvas」やDVD画像も楽しめる同アルバムは約3週間前に発売され、もっかランキング第一位をキープしている。.

メキシコでMTV Latinos受賞式が実現!?

ラテン音楽の祭典MTV Latinosの授賞式が近い将来メキシコで行われる可能性が出てきたMTV Networks Latinoamericaのアントニエッタ・ゼル社長が明かしたもので、アルゼンチンも候補に挙がっているとのこと。