■ 芸能ニュース ■


2002.10.29号

シャキーラとブリトニー・スピアーズは互いを尊敬しあう仲

米国のメジャー音楽誌「The Rolling Stones」の創刊35周年特別号で、“コロンビアの歌姫”シャキーラと“米国ポップス界の女王”ブリトニー・スピアーズが仲良く表紙を飾っている。実際にはR&Bシンガーのメアリー J.ブライジを含めた3人。同号は“Women in Rock”と題した特集でインタビューも掲載されている。ふたりが知り合ったのはロサンゼルスのユニバーサル・スタジオ。シャキーラはスペイン語圏以外での大ブレイクのきっかけとなったシングル曲「Whenever, Whenever」(スペイン語バージョン名「Suerte」)のビデオ・クリップのロケ中で、ブリトニーも最新シングルのビデオを撮影していた。ブリトニーの方からシャキーラに挨拶をしに行ったそうで、以来、イベントで一緒になる度に会話をはずませる仲だとか。お互いを尊敬し合っており、近い将来、一緒にコンサートが出来れば…と話しているそうだ。

セリア・クルスが78歳のバースティ

ニューヨーク在住の“サルサの女王”セリア・クルスが、10月21日に78歳の誕生日を迎えた。11月1日、2日にアウディトリオで記念公演(メキシコシティ)を控えている大御所は、初日に国内アーティスト数名と代表曲をデュエットすることになっている。ちなみに、夫のペドロさんはセリア・クルスがかつてボーカルとして在籍していたキューバのオーケストラSonora Matanceraの元トランペット奏者。ふたりとも一目ぼれだったそうで、セリアがソロとして独立を決めた際、ペドロさんは彼女をサポートするためにマネージャーに転身した。本年7月に結婚40周年を遂げたふたり。メキシコで挙式しているだけに、今回のコンサートは感慨深いものになりそうだ。なお、ハリウッドのコメディ女優ウーピー・ゴールドバーグがセリア・クルスの伝記映画に主演するとの情報あり。

ジョン・セカダが再始動

9歳でキューバからマイアミに移住したジョン・セカダは、マイアミ大学でジャズ・ボーカルを専攻。エミリオ・エステファンに見出されるまで歌の先生を務めていた。1992年のデビュー・アルバム「Just Another Day」は世界中で600万枚のセールスを記録。ここ数年はやや影を潜めていた感じだが、グロリア・エステファンやリッキー・マーティンに楽曲を提供、マーク・アンソニーやジェニファー・ロペスらのアレンジも手がけるなど、着々とキャリアを築いてきた。そんな彼が、約7年ぶりのスペイン語アルバム「Amanecer」を発表し、表舞台に復帰。数週間前に次男が誕生したばかりで、公私共に転機を迎えている。


2002.10.22号

アンソニー・ホプキンスがメキシコを訪問

『羊たちの沈黙』、『ハンニバル』に続く“世界最強の悪役・レクター博士”シリーズ第3作目『レッド・ドラゴン』のプロモーションで、ベテラン英国人俳優アンソニー・ホプキンス(64)がメキシコを訪問。全身黒ずくめで記者会見に臨んだホプキンスは、前の晩にナポレオンを演じている夢を見たそうだが、「どんな役を演じてみたいか?」という問いかけには、「スーパーマン」と笑みを浮かべて答えたとか…。なお、同作品は11月1日よりメキシコ国内360ヶ所の劇場で一般公開。米国では公開第一週目で3700万ドルの興行収入を稼ぎ出している。

ガエル・ガルシア主演作『El Crimen de Padre Amaro』がオスカー候補に!

メキシコ国内でロングラン上映中の映画『El Crimen de Padre Amaro』(アマロ神父の犯罪)が、米国オスカー賞の外国作品部門にノミネートされた。「カトリックを冒涜している」と保守派の信者たちから大批判を浴び、公開中止を求める抗議が続出した問題作。『アモーレス・ペロス』、『イ・トゥ・ママ・タンビエン』(邦題『天国の口、終わりの楽園』)での演技が評価され、今や各国の監督から出演ラブコールが相次いでいる若手俳優ガエル・ガルシア・ベルナルが罪深き青年神父を演じている。年齢制限付きでの公開となったにも関わらず、すでに500万人以上の観客を動員。国内映画としては過去最高の興行収入(約1500万ドル)を達成している。

サルマ・ハエックが引退宣言!?

ベラクルス州出身のハリウッド女優サルマ・ハエックが、ビバリーヒルズの高級レストランで、最新主演作『Frida』(メキシコの女流画家フリーダ・カーロの伝記映画。彼女の夫で世界的な壁画家ディエゴ・リベラとの愛が主軸)のプロモーション記者会見を開いた。その席で、「約10年後には引退をして普通の生活を送りたい」と爆弾発言。近い将来、母親になりたいとの願望も明らかにした。同映画の共演者で、脚本も担当した恋人エドワード・ノートンとゴールイン近し!? 

メキシコ・ロケ中のA.バンデラス最新作、現地スタッフ解雇で暗雲!? 

今月7日に、グアナファト州のサン・ミゲル・デ・アジェンデで、アントニオ・バンデラスの最新映画『And Starring Pancho Villa as Himself』(メキシコ革命の英雄、フランシスコ・ビジャの伝記映画)の撮影が開始した。先日、「働きぶりに満足できない」として、米国人プロデューサーが20名近い現地スタッフを解雇。その結果、撮影スケジュールに遅れをもたらし、新たに18名のスタッフが追加採用となった。撮影スタッフ350名のうち300名がメキシコ人とのこと。


2002.10.15号

P.アルモドバル監督がガエル・ガルシアと出演交渉中

『オール・アバウト・マイ・マザー』で知られるスペインの人気監督ペドロ・アルモドバルが、次回作にメキシコの若手俳優ガエル・ガルシア・ベルナル(『アモーレス・ペロス』『天国の口、終わりの楽園』)の起用を希望している。もっか出演交渉中で、メキシコの音楽や文化を崇拝しているとしながらも、作品の舞台は今回もスペインになるそう。アルモドバル監督は他にも、カトリック学校で性的虐待を受ける10代前半の少年たちを描いた『Mala Educacion』(直訳:悪い教育、※自ら脚本を担当)、フランス小説を基にした『タランチュラ』(ペネロペ・クルス、アントニオ・バンデラス出演)の撮影が控えている。

ガエル・ガルシアの最新作、アルゼンチンで撮影スタート

ブエノスアイレスにてガエル・ガルシアの最新作『モーターサイクル日記』(直訳)の撮影が始まった。キューバ革命の英雄チェ・ゲバラが親友とふたりで青春時代に行ったバイクでのラテンアメリカ旅行が描かれ、チリ、ペルーでもロケを予定。半年間に及んだキャスティングの末に主演に選ばれたガエルは、オーディション前にチェ・ゲバラについて詳しい研究を行っており、監督を驚かせたとか。なお、同作品はチェ・ゲバラ本人の日記に基づいており、ドキュメンタリー・タッチの仕上がりになるそうだ。


2002.10.08号

アントニオ・バンデラスがメキシコに到着

ハリウッド男優アントニオ・バンデラスが10月4日(金)に、観光地として人気を集めるコロニアルな街、サン・ミゲル・デ・アジェンデ(グアナファト州)に到着。今週月曜日から、最新主演作『Pancho Villa as Himself』の撮影に臨む。昨年、『Frida』(主演:サルマ・ハエック)、『Erase Una ves en Mexico』(ロバート・ロドリゲス監督の『Desperado』続編)と立て続けにメキシコで撮影を行ったバンデラスが、同国を舞台にした作品に出演するのは今回で6本目。米国のHBOチャンネルがTV放映用に制作するもので、グアナファト、サン・ルイス・ポトシ、ケレタロの3州で3ヶ月にわたってロケが行われる。

ペドロ・フェルナンデスが33歳のバースディ

アレハンドロ・フェルナンデス、ぺぺ・アギラールと並び、ランチェーラ界の“若手三羽ガラス”をなしているペドロ・フェルナンデスが、9月28日に家族や知人とメキシコシティのメキシコ料理屋で33歳の誕生日を祝った。憧れのビセンテ・フェルナンデスのコンサートでステージ・デビューを果たしてから、今年で芸能生活25年。最新アルバム『De Corazon』には三女とのデュエット曲が収録されている。

ピラール・モンテネグロにハリウッドから出演オファー

男女混合アイドルグループ、ガリバルディの元メンバーで、今年に入ってソロシンガーとしての人気に火がついたピラール・モンテネグロ。シングル曲『Quitame ese Hombre』は米国ビルボード誌のラテン・ホット・チャートでNo.1を獲得している。メキシコではすでに女優経験のある彼女に、この度ハリウッドから映画出演のオファーが舞い込んだ。タイトルは『My American Dream』。メキシコから“アメリカン・ドリーム”を求めて米国に渡ったメキシコ人男性の実話に基づいており、彼女は米国で主人公と運命的な?出会いをするらしい。現在、出演するかどうかを検討中。当面は音楽活動に専念したい意向もあるようだが、メキシコの最大手テレビ局テレビサからもドラマ出演の依頼を受けているそうだ。