■ 最新音楽ニュース ■

2002.09.17号

ルイス・ミゲルのマドリード公演チケットがソールド・アウト

メキシコが誇るスーパースター、ルイス・ミゲルが、“Mis Romances Tour 2002”と題したワールド・ツアーの一環で、来月、約3年ぶりにスペインでコンサートを行う。現在公演が予定されているのは、10月8日:アリカンテ、9日:バルセロナ、10月11日、12日:マドリード。マドリード公演は、初日のチケットが早々に完売となり、翌日の追加公演が設けられた。さすがはルイスミ、相変わらずの人気です。

フアン・ガブリエル、11月に“メキシコの武道館”アウディトリオでコンサート

メキシコを代表するシンガーソングライター、ファン・ガブリエルが11月14日、15日、16日とメキシコシティのアウディトリオ・ナショナルで3daysコンサートを行う。体調不良につき、先週のパナマ公演を土壇場でキャンセルしたベテラン・ミュージシャンは、現在、最新アルバムを制作中。メロディメーカーとしても定評があり、エンリケ・イグレシアスの最新シングル『Mentiroso』も彼の作品。

第3回ラテン・グラミー賞のノミネート曲を収録したアルバムが店頭に

来る9月18日にロサンゼルスで開かれる、第3回ラテン・グラミー賞授賞式に先駆け、ノミネート曲からなる企画盤『2002 Latin Grammy Nominees』が、米国で発売された。メキシコでも今週中に売り出される予定で、アレハンドロ・サンス(スペイン)、シャキーラ(コロンビア)、ファネス(コロンビア)、カルロス・ビベス(コロンビア)、ミゲル・ボセ(スペイン)、マーク・アンソニー(プエルトリコ系米国人)、セリア・クルス(キューバ系米国人)、ラ・レイ(チリ)ら豪華メンバーと並んで、郷土色の強いメキシコ人アーティスト(アレハンドロ・フェルナンデス、アイダ・クエバス、アナ・バルバラら)のヒット曲も収録。なお、授賞式のプレゼンテーターとして、“ポップス界の女王”ブリトニー・スピアーズの元交際相手、ジャスティン・ティンバーレイク(イン・シンク)、ニック・カーター(バック・ストリート・ボーイズ)、ジョン・セカダ、ジェニファー・ラブ・ヒューイット(ハリウッドの若手女優)、ラウラ・パウシーニ(イタリアの歌姫)らが登場し、タリア(メキシコ)、シャキーラ、ファネスらが生演奏で祭典を盛り上げる。


2002.09.10号

ポール・マッカートニーのメキシコ公演チケット、発売初日で1万8千枚突破

来る11月2日(土)と3日(日)に、メキシコシティのPalacio de los Deportesで予定されているポール・マッカートニーのコンサート・チケットが9月5日に先行発売された。Banamex銀行のカード所有者限定にも関わらず、早くも公演1回分の動員数を満たす1万8千枚以上を売上げ、大物ぶりを見せつけた。

ティグレス・デル・ノルテがスペイン・ツアー開始

政府批判や麻薬密売人をテーマにした社会派の楽曲で知られるノルテーニョ音楽界の重鎮バンド、ティグレス・デル・ノルテ(直訳:北の虎)が9月5日にバルセロナに到着。同市を皮切りにスペイン主要都市7ヶ所でコンサートを行う。同ツアーに先駆け、スペインでアルバムをリリース。『Uniendo Frontera』(国境をつなぐ)と題したアルバムには、彼らの30年間にわたる音楽活動の中で生まれた厳選ヒット30曲が収録されている。
※ノルテーニョ音楽:メキシコ北部で生まれたジャンル。アコーディオンを基調としたリズミカルな曲調で、庶民のダンス音楽として国内に幅広く浸透している。

レニー・クラビッツ、メキシコ・ファンを鷲づかみ

米国の人気ロックシンガー、レニー・クラビッツが9月7日(土)の晩にメキシコシティのアステカ・スタジアム(最大11万人収容)で初のメキシコ公演を行った。「ロス・キエロ・ムーチョ、ムーチョ」(みんな、大、大好きだぜ)、「グラシアス」(ありがとう)など、時折カタコトのスペイン語でファンに呼びかけ、途中、ステージから下りて歌う一幕も。ギターをセクシーに掻き鳴らす姿に、客席からは「レニー!」「レニー!」という黄色い声援が降り注ぎ、バラード曲になるとあちこちでライターの灯火が揺れた。また、黒人女性ドラマーの高度なテクニックとパワフルな演奏に惜しみない拍手が贈られ、オープニング・アクトを任された若手女性シンガー、ピンクも観客を大いに魅了するステージを展開した。


2002.09.03号

女優イタティ・カントラルが、実父の名曲で歌手デビュー

現在、ブラジルに長期滞在し、同国の連続TVドラマ『Vale Todo』に出演中のメキシコ人女優イタティ・カントラルが、来年CDデビューを果たすことになった。アルバム名は『イタティ、ロベルト・カントラルに歌う』。タイトルが示す通り、彼女の実父で、メキシコを代表する音楽家のひとりであるロベルト・カントラルのボレロ曲(「El Reloj」(時計)、「La Barca」(船)など)に挑戦。彼女のブラジルでの人気を反映してか、全曲ボサ・ノバにアレンジされ、10曲中2曲をポルトガル語で歌う。すでにラテンアメリカ諸国と米国での発売が決定しており、「父親の曲で歌手デビューできるなんて、こんなに嬉しいことはない」と本人は感激しているとか。

クリスチャン・カストロ、4年ぶりにアウディトリオでコンサート

清涼感のあるバラードで人気のメキシコ人シンガー、クリスチャン・カストロが、来る10月4日、メキシコシティのアウディトリオ・ナショナルでコンサートを行う。同ステージに立つのは実に4年ぶり。昨年リリースした最新アルバム『AZUL』からのナンバーが中心になる模様。

元ポリスのギタリストがメキシコ公演

スティングがリーダーを務めていた英国のスーパー・バンド、ポリスのギタリスト、アンディ・サマーズが9月11日、12日とメキシコ公演を行う。会場はメキシコシティのセントロ地区にあるTeatro de la Cuidad。ベース奏者とドラマーを率いてのステージとなる。