■ 最新音楽ニュース ■

2002.08.27号

ポール・マッカートニーのメキシコ公演決定!

新婚ホヤホヤのポール・マッカートニーが、約9年ぶりにメキシコにやってくる。メキシコシティのパラシオ・デ・ロス・デポルテスで、11月2日、3日の2days公演。今回の訪問は、“Driving Tour”と題されたワールドツアーの一環で、もっか米国各地を訪れているところだ。チケットは1800ペソ(!)、600ペソ、250ペソの3タイプ。10日から一般発売となり、計2日間で約36000人の動員が見込まれている。

“サルサの女王”セリア・クルスがメキシコでバースディ・コンサート

メキシコシティのアウディトリオ・ナショナルにて、キューバ出身のサルサ歌手セリア・クルスが、11月1日、2日とコンサートを行う。名前は明かされていないが、10月21日で78歳の誕生日を迎える大ベテランを祝福するべく、複数のアーティストがゲスト出演する模様。いくつになってもパワフルなステージでファンを魅了し続ける“サルサの女王”は、9月18日にロサンゼルスで授賞式が行われる本年度ラテングラミー(第3回目)で、4部門にノミネートされている。

マナの最新アルバム、発売から3日目で海賊盤出まわる

8月19日に待望のニュー・アルバム『Revolucion de Amor』を発売したグアダラハラ出身のロックバンド、マナ。人気者だけあって、2日後には早くも海賊盤が登場。メキシコシティの路上にて通常価格の十分の一前後で売られている。


2002.08.20号

B.V.S.C.の3名にキュ−バ政府が栄誉賞

世界中から愛されているご長老バンド、ブエナビスタ・ソシアル・クラブ。先日、ハバナで同グル−プのコンサ−トが開かれた際、会場でオマ−ラ・ポルトゥオンド、イブライム・フェレ−ル(ともにボ−カルリスト)、ルベン・ゴンサレス(ピアノ奏者)の3名に、キュ−バ政府から栄誉賞が授与された。表彰状にはカストロ大統領が自らサインをしている。

エアロスミスのメキシコ公演決定

スティ−ブン・タイラ−率いる米国のベテラン・ロックバンド、エアロスミスが、世界ツア−の一環で11月にメキシコを訪問することになった。公演地はモンテレイ(11/17)、グアダラハラ(11/20)、メキシコシティ(11/22)、ケレタロ(11/24)の4都市。メキシコシティの会場はアステカ・スタジアムに決定している。

フォリナーがメキシコシティで復活&結成25周年コンサ−ト

ニュ−ヨ−ク出身のロックバンド、Foreignerが9月5日にメキシコシティのアウディトリオ・ナショナルでコンサ−トを行う。脳腫瘍手術を受けたボ−カルのルー・グラムにとって記念すべき復帰のステ−ジ。現地紙の電話インタビュ−で、来年春の最新アルバムのリリ−スに向けて曲作りに入ったことを明かす一方で、「メキシコの観衆は熱狂的で正直だから好きだね。シャイなところがないし、気に入ったらそれを表現してくれる」と語った。


2002.08.13号

怎激bド・ホット・チリ・ペッパ−ズのメキシコ公演チケット発売開始

8月15日より、カリフォルニア出身の人気バンド、Red Hot Chili Peppersのメキシコ公演チケットが発売開始となった。入場料は160ペソから500ペソ。今回で2度目の来墨となり、今のところ、グアダラハラ(9月27日・金)とメキシコシティ(9月29日・日)の2回公演となっている。メキシコシティの会場は、ブリトニ−・スピア−ズと同じく野外ステ−ジel Foro Solで、約5万人の聴衆を見込んでいる。

ブリトニ−・スピア−ズ、メキシコのファンに謝罪

先月末、大雨を理由にメキシコ公演2日目をわずか5曲でキャンセルしたブリトニ−・スピア−ズが、テレビ画面を通じてファンに謝罪を行った。ブリトニ−側が同国の高視聴率ニュ−ス番組にインタビュ−を願い出たもので、「雨が降っただけでなく、稲妻も落ち始めていた。舞台セットはメタル製だったし、ダンサ−たちも足を滑らせて今にも転びそうだった。(あのまま続けていたら)観客にとっても、危険だったと思う」と語り、“雨に濡れたくないからキャンセルしたのではない”ことを訴えた。また、「メキシコのファンにはとても感謝している。今回はとても残念な結果になってしまったけれど、常に自分のベストを尽くすことを約束したい」とのメッセージを送った。

オアシスが11月にメキシコ公演

通算5枚目となるアルバム『Heathen Chemistry』を引っさげて、11月に英国のロックバンド、オアシスがメキシコシティでコンサートを行う。会場はPalacio de los Deportes。ギター担当で楽曲の多くを手がけるノエル曰く、「これまでチリやブラジルなど、中南米のいくつかの国で演奏する機会に恵まれたけど、一番楽しめて心地良かったのはメキシコだね。彼らの反応は独特なんだ。演奏が気に入ったら、何のためらいもなく叫び狂って、僕たちに身と心を捧げてくれる」とのことで、今回も大盛り上がりのステージを期待したい。

エル・トリ、米国でも大暴れ

メキシコ・ロック界の重鎮バンド、エル・トリが、最新アルバム『No te olvides de la banda』と共に3ヶ月にわたる米国ツアーに突入。手始めにカリフォルニアでステージに立ち、1万2千人の観衆を沸かせた。会場にはメキシコから移民した人々の姿も多く、リーダーのアレックス・ローラは、「俺たちの文化であるスペイン語のロックンロールは、発散や慰めのうねりなんだ。音楽そのものよりも、売上や販売戦略を重要視するようになった米国には、もはや存在しないもの。だからこそ観衆は俺らの音楽を聴いて、まるでメキシコにいるように心を揺さぶられるのさ。奴らはメキシコを感じたいんだ。郷愁は決して人を見放さないものだからね」と語った。


2002.08.06号

エンリケ・イグレシアスとパウリナ・ルビオがジョイントで米国ツア−実施!

初の英語アルバム『Border Girl』をリリ−スし、各国で精力的なプロモ−ション活動を行っているメキシコ人女性シンガ−、パウリナ・ルビオが、一足先に米国での人気を確立したエンリケ・イグレシアスの全米ツア−に同行することになった。モDont Turn Off the Lightsモと題されたツア−は、9月10日よりオハイオ州コロンバスで皮切りとなるが、パウリナが参加するのはマイアミ、ニュ−ヨ−ク、ラス・ベガスなど主要都市数ヶ所の予定。エンリケ自らがパウリナにゲスト出演を依頼したそうだ。

ブリトニ−・スピア−ズのメキシコ公演(2日目)キャンセルでブ−イングの嵐

先週日曜日の晩にメキシコシティの野外ステ−ジ“el Foro Solモで行われた、ブリトニ−・スピア−ズの追加公演が大雨で途中キャンセルとなり、5万人以上の観衆は大ブ−イング。「詐欺だ! 詐欺だ!」の野次コ−ルが飛び交う一方、ブリトニ−がペプシのCMキャラクタ−なのを知りながら、「コカ・コ−ラ!」と叫ぶ者や、家宝となるハズだった(?)、ブリトニ−のコンサ−ト・グッズをゴミ箱に捨てるファンまで出る始末…。以前、同じ会場で公演を行ったインシンクやボン・ジョビは同じ悪条件でステ−ジ全うしていただけに、“ポップス界のプリンセス”に対する評価は大暴落となった。なお、先週から早くもチケットの払い戻し手続きが行われている。

ランチェ−ラ歌手ペドロ・フェルナンデスが家族でロ−マ法王に献歌

小学生の頃から芸能界で活躍している若手ランチェ−ラ歌手ペドロ・フェルナンデスが、ロ−マ法王ヨハネ・パブロ・2世に歌を捧げた。法王が宿泊するカトリック施設の庭で、愛妻および愛娘3人と共にお誕生日の定番ソング「ラス・マニャニ−タス」、お別れの定番ソング「ラス・ゴロンドリ−ナス」のほか、日本でも良く知られている「シエリ−ト・リンド」の3曲を合唱。“パパ”が5度目のメキシコ訪問で迎えた最後の朝を彩った。

アントニオ・バンデラスとフアンネスがフラメンコをデュエット

ヒットチャートを賑わしているコロンビアのシンガーソングライター、フアンネスがハリウッド男優アントニオ・バンデラスとフラメンコのバラードをデュエットすることになった。フアンネス本人が明らかにしたもので、近々ロサンゼルスでレコーディングが行われる。