“優等生タレント”ルセロがローマ法王の一挙一動をナレーション

子役時代から芸能界で活躍し、歌手としてもヒット曲の多いルセロが、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世のメキシコ滞在中(7月30日〜8月1日)、テレビサ系のスター・チャンネル(Canal de las Estrellas)で特別番組のナレーターを担当することになった。“パパ”のメキシコ到着からグアダルーペ寺院の訪問、フアン・ディエゴの列聖式、オアハカのカトリック殉教者2名への特別ミサ、そして帰国の様子まで一挙一動を生中継する予定で、「(自分が)神様に抱いている信仰心を視聴者に伝えたい」と抱負を語った。

メキシコ人女優セシリア・スアレスが米国のTVドラマにレギュラー出演

近年、立て続けに国内の話題映画に出演し、若手演技派女優としての地位を確立したセシリア・スアレスが米国のTVドラマ『For the People』でレギュラーの座を獲得。ロサンゼルスを舞台に女性弁護士たちの日常を描いたドラマで、セシリアも弁護士アニータを演じている。主演はマイケル・J・フォックスの出世作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のヒロイン役でお馴染みのリー・トンプソン。

■ 芸能ニュース ■

2002.07.30号

ロック・バンド「マナ」、カトリックの古い体質に物申す

7月15日に最新シングル『Angel de amor』(愛の天使)をリリースしたグアダラハラ出身の超人気ロックバンド「マナ」が、レフォルマ紙のインタビューで「メキシコ社会にとってカトリックは“重石(おもし)”になっている。教会はコンドームの使用や人口の過密化問題といったデリケートなテーマにも触れるべきだ」と語った。ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が7月30日に5度目のメキシコ訪問を果たすが、ギター担当のセルヒオは「教会が現在直面している不安定な状況に気づいているのか、進化していくためには変化が必要だということを意識しているのか質問してみたい」とコメント。ボーカリストのフェルは、「教会はサラリーマンが大家族を養うのは極めて難しいという現実に目を向けるべき。エイズ感染から身を守ったり、望まれない子供の誕生を防ぐためにコンドームを使用するのは少しも悪いことではない。エイズについて言えば、道徳的なものではなく健康に関わる問題だということを教会は理解するべきだ」と主張した。社会派バンドだけあって、ストレートなご意見。最近ヨーロッパ数ヶ所でコンサートを行い、いずれも大成功を収めた4人組は、8月20日に4年ぶりの最新アルバム『Revolucion de Amor』(愛の革命)を発売を控えている。

ジェニファー・ロペスの離婚の代償

英国新聞「Mirror」の報道によると、挙式からわずか9ヶ月で破局を向かえた“ジェニロペ”ことジェニファー・ロペスが、元夫でダンサーのクリス・ジャット氏に慰謝料として1400万ドル以上を支払うそうだ。ハリウッド男優ベン・アフレックとの恋の噂も気になりマス。

マルタ・サンチェス再婚

セクシー路線がウリのポップ・シンガー、マルタ・サンチェス(スペイン)が、マドリード郊外に位置する有名貴族の豪邸で2度目の結婚式を挙げた。お相手は実業家でジャーナリストのへスス・カバナス氏。1年間の交際を経てのゴールインで、最新アルバム『Yo soy』のプロモーションで忙しいため、新婚旅行は当面おあずけとのこと。子供も年内は儲ける予定がないそうだが、「女の子ならパウラ、男の子ならへスス」と早々と名前を決めてしまったマルタ嬢なのだ。「今の夫を他の誰かと比べるつもりはないわ。だって彼は私にとって唯一のヒトだもの。その他はみんな過去のこと。へススは私が男性に対して求めるもの全てを持っているの。とてもロマンチストだし」と、シルクのアンティーク調ウエディング・ドレスに身を包んだ彼女は幸せ一杯。ちなみに最初の結婚は7年前。1年で破局を迎え、その後は、闘牛士のハビエル・コンデ氏と4年間以上も恋愛関係にあった。


2002.07.23号

ハリー・ポッター第三弾の監督はメキシコのA.クアロンに決定!

今年、日本公開が決まっているメキシコのロード・ムービー『イ・トゥ・ママ・タンビエン』(邦題『天国の口、終りの楽園。』)で脚本・監督を手がけたアルフォンソ・クアロンが、ハリーポッター・シリーズの第3弾にあたる『ハリーポッターとアスカバンの囚人』でメガホンを握ることになった。世界中で爆発的ヒットを記録した第1作目および完成を目前に控えた第2作目で指揮をとったクリス・コロンバス監督は今回、製作総指揮を務める。来年早々にも英国で撮影が開始され、公開は2004年中旬の見込み。

メキシコ国民のお気に入り有名人

7月15日付の「エコノミスタ」紙が、“Los favoritos de Mexico”(メキシコのお気に入りたち)というタイトルで国内有名人の人気調査結果を掲載。第一位の名前しか載せないとはさすが経済紙…。
◆男優部門:ペドロ・インファンテ(75.7%)
“メキシコの石原裕次郎”は没後45年たった今もダントツの人気です。
◆ 女優部門:シルビア・ピナル(47.7%)
数多くの映画にマドンナとして出演。現在も舞台・テレビで活躍。
◆テレビ司会部門:マルコ・アントニオ・レヒル(86.2%)
チャーミングな笑顔で好感度大のテレビ司会者。
◆ 歌手部門:アレハンドロ・フェルナンデス(48.6%)
ランチェーラ界のプリンスがルイス・ミゲルを抑えて堂々の第一位!
◆ コメディアン部門:エウへニオ・デルベス(57.1%) 
キャラクターごとの七変化がお見事!ワールドカップ中継で日本にも行きました。
◆ スポーツ部門:クアウテモック・ブランコ(52.0%)
今年のワールドカップにキャプテンとして出場。現在、移籍問題で注目されています。
◆その他部門:ビセンテ・フォックス大統領(48.6%) 
ご存知、メキシコの現職大統領。愛妻家としてもお馴染みです。

ガエル・ガルシアの最新映画が“反カトリック映画”だとネット上で抗議

長編映画デビュー作『アモーレス・ぺロス』に引き続き、子役時代からの大親友ディエゴ・ルナと共演した『イ・トゥ・ママ・タンビエン』(邦題『天国の口、終りの楽園。』)の日本公開が決定した若手演技派、ガエル・ガルシア・ベルナル。上記二作ともメキシコシティ在住の若者役で、言わば“等身大の役柄”だったが、最新作『エル・クリメン・デ・パドレ・アマロ』(アマロ神父の犯罪)では悩み多き修道士役に挑戦。8月16日にメキシコで封切りとなる予定なのだが、神父たちが犯罪に手を染めるという内容から、“反カトリック映画だ”“教会を批判している”…と敬虔な信者たちがネット上で内務省に対して公開中止を訴えるキャンペーンを展開している。同映画のプロデューサー、ダニエル・ビルマン・リプステイン氏は「まだ誰も作品を観ていないのに内容を批判するのはおかしい…」とコメント。19世紀に発表されたポルトガルの小説が原作。

マイケル・ジャクソンVSタリアの夫

マイケル・ジャクソンが米国ソニー・ミュージック社長、トミー・モットーラ氏を「人種差別家だ」と批判して世間を騒がせている。マイケルってば、同氏の顔写真パネルに悪魔の落書きをしたりして…。結婚2年目に突入したモットーラ氏の愛妻でメキシコ人歌手のタリアは、メキシコ・メディアの取材に応じ、「自分の持って生まれた肌の色を変えるのに大金をつぎ込んだヒトが人種差別について語れると思う? 今頃になって元に戻りたいのかしら? 遊園地付きの大豪邸に住み、エリザベス・テイラーに何百万ドルという宝石をプレゼントするヒトが、人種差別の何について議論できるというのかしら?」と怒りの(?)コメント。「彼(モットーラ氏)は幸せよ。だって自分でどんな種を撒いて、それがどんな実になるのかを知っているもの。だから訴訟を起こすつもりはないようだし、多くの友人、アーティストたちが手紙や電話で力づけてくれたわ」と夫を援護した。また、マイケルがマライア本人から聞いた話として、「モットーラ氏は悪魔のようで、マライアがソニーミュージックを去って以来、彼女の歌手生命を奪おうとしていた」と語っていることについても、「マライアはトミーを支持すると伝えてきたわ。自分の広報担当を通して、マイケルの話はデタラメで、自分を巻き込まないようにと依頼したそうよ。彼は彼女の名前を利用したのね」と語った。ちなみにパフ・ダディ、セリーヌ・ディオンもモットーラ氏を支援しているとか。騒動の発端は、マイケルが最後に発表したアルバム『Invincible』の売上が予想をはるかに下回る結果となったのを、モットーラ氏がしかるべきプロモーションをしてくれなかったからだ…とマイケルが恨んだことから来ているとか…。


2002.07.16号

“ロックンロールの王様”E.プレスリーの息子がメキシコ訪問

1977年8月16日に他界した大スター、エルビス・プレスリーの息子、エルビス・アーロン・プレスリー・ジュニアが、先週初めてメキシコを訪問。ラスベガスをはじめ、世界各地でステージ活動を行ってきた同氏は、偉大なる父親の没後25周年をメキシコ人ファンと分かち合う。今回は当地テレビ番組への出演のみだが、8月25日に再来墨を予定しており、“Majestic Millennium World Tour”と題した海外ツアーの一環として、国内数ヶ所でコンサートを行う。メキシコシティのベニート・フアレス国際空港到着時に地元紙の取材に応じ、「現在準備中の最新アルバムは、おやじのヒット・ナンバーと僕のオリジナル曲で構成する予定。ラテンテイストに仕上げたい」とスペイン語で語った。

ランチェーラ歌手、ペドロ・フェルナンデスが日本滞在

ランチェーラ界の人気者ペドロ・フェルナンデスがテレビ番組の制作で日本を訪れていた。お揃いのコスチュームで決めたマリアッチ楽団を従え、鎌倉のお寺をバックに最新アルバムからピックアップした数曲を熱唱。プライベートでは愛娘3人とディズニー・ランドを満喫したそうだ。なお、7歳の頃から芸能界で活躍してきた彼は、これまで30枚のアルバムを発表。俳優としても、25本の映画、4本のドラマに出演している。

エンリケ・イグレシアスとアナ・クルニコバのお騒がせ騒動

フリオ・イグレシアスの息子で人気歌手のエンリケ・イグレシアス(26)が、ロンドンの高級ホテル(フォーシーズン)で、恋人のロシア人テニス・プレーヤー、アナ・クルニコバ(22)と度々デートを重ねていた。世界ランキング上位のクルニコバは、先日のウインブルドン選手権ダブルス戦で米国のウィリアムズ姉妹に敗れたばかりだが、試合の数時間前にもエンリケをホテルに訪ねていたとか。現地新聞『The Sun』の報道によれば、ふたりが部屋で大騒ぎをしたため、他の宿泊客から苦情が相次ぎ、ホテル側がやむなく注意を促したとか…。ちなみにエンリケが宿泊している部屋は1泊2000ドル! 


2002.07.09号

米国雑誌がガエル・ガルシア・ベルナルをモデルに起用

今年、日本公開されたメキシコ映画『アモーレス・ぺロス』の好演で、長編デビュー作にして早くも国際俳優の仲間入りを果たしたガエル・ガルシア・ベルナルが、米国のファッション誌『W』(今月号表紙:トム・クルーズ)に登場。無精ひげをたくわえ、エルメスやドナ・キャランに身を包んで誌面を彩っている。担当カメラマン曰く、「独自の存在感がありモデル向き。彼のスタイルは現在のモード界の傾向ともマッチしている」とのことで、モデルとしても合格点のようだ。現在、ブラジル人監督ウォルター・サジェスの下で最新作『モーターサイクル日記』の撮影を行っており、アルゼンチンの英雄エルネスト・チェ・ゲバラの青年時代を演じている。

メキシコの若者向けドラマが日本ロケを敢行

ブラジルの優勝で幕を閉じた今年の日韓共催ワ−ルドカップ開催中に、メキシコの大手テレビ局テレビサの若者向けドラマ『El Juego de la Vida』(人生ゲーム)の撮影チ−ムが日本ロケを敢行。15日間ほど滞在し、試合の模様を含めた撮影を行った。すでに当地で放映済みだが、先週発売のテレビ週刊誌『TV y Novelas』で、神社や地下鉄、東京都庁前などでポーズを取る若手俳優陣の写真と共に、彼らの初来日の感想が見開き2ページで紹介されている。例えば、お土産や洋服にお金をつぎ込んだというアイドル女優は、「日本の物価は高い!」とコメント。主演男優は「僕の家庭はずっと貧しかったから、いつも海外旅行を夢見ていた。もちろん日本を訪れたのは初めて。トーキョーは驚異的だね。近代設備と自然とのバランスには目を見張ったよ」と語る。本場の日本食に関しては、「塩辛い。“スシ”にはナマの食材がたくさん使われていて好きじゃなかった…」、「日本食はヒドかった。あまり味がしないんだ。メキシコ料理とはまるで違うね。出されたものは何でも挑戦したけど、10%しか好きになれなかった。でも、日本食は健康的だからみんな痩せてるね。」と辛口ばかり…。

バハ・カリフォルニア州にハリウッド・スター専用ホテル!?

バハ・カリフォルニア州のロサリ−トに撮影スタジオを構えている20th Century Fox社は、
数年前から敷地内に俳優専用の豪華ホテルを建設する構想を抱いている。移動の手間をなくして演技に専念してもらおうという計画らしいが、もし実現すれば、同地に雇用をもたらす一方で、ホテル業界は少なからぬ打撃を被ることになる。ちなみに、ハリウッド史上に残る大ヒットを記録した『タイタニック』の撮影が行われた際、大量の地元学生がエキストラで雇われた。現在、同スタジオではラッセル・クロウの最新作を撮影中だが、多忙なスケジュ−ルを抱えた人気者だけに、クロウは週末ごとに米国サン・ディエゴからヘリコプタ−で現地入りしているとのこと。


2002.07.02号

挙式から1年を迎えたタリアが不仲説を否定

米国ソニー・ミュージック社の社長で元マライア・キャリーの夫、トミー・モットーラ氏と昨年ゴールインしたメキシコの人気歌手&女優タリアが、スペインのゴシップ系週刊誌『Hola』のインタビューに応じ、いまでも新婚旅行の延長のような甘〜い生活を送っているとオノロケ。ジャンポール・ゴルティエの服に身をまとい、ふたりの愛の巣であるマイアミの大豪邸で優雅にポーズを決めたモットーラ夫人は、「自分が現在手にしているものや自分の生き方を把握しているから、誰かに説明する必要はないの。とても幸せ。人によっては他人の幸せが疎ましいこともあるでしょうね」と語り、一部メディアで囁かれていた不仲説を吹き飛ばした。

リッキー・マーティンとチャヤンは仲良し

プエルト・リコが生んだスーパー・スター、リッキー・マーティンとチャヤンが“ライバルとして互いに火花を散らしている”との噂の中、同国のEl Vocero紙がふたりに真相を直撃。実際には険悪どころか仲良しで、相手の活躍を素直に喜んでいるとか。先日、チャヤンがテレビ番組に出演するためイタリアを訪問した際にも、偶然同地に滞在していたリッキーが楽屋を現れ、よもやま話に花を咲かせたそうだ。「お互いに再会を喜び合ったよ。仕事の話はあまりしなかったけど、私生活での話題で盛り上がった。偶然なんだけど、チャヤンは近々、僕と同じストリートに引っ越してくるんだ」とリッキーが語れば、チャヤンも「僕たちは少年時代からの付き合い。二人とも母国プエルトリコを想って仕事に励んできた。お互いに相手がなし遂げて来たことを認め合い、尊敬し合ってる。(マイアミで)もうすぐご近所サンになるから、前より会えるかも」とコメント。

トム・クルーズ、ペネロペとの恋愛を語る

ハリウッドの人気男優トム・クルーズが、スペインのゴシップ系週刊誌『Hola』に、同国出身の女優ペネロペ・クルスとの恋愛関係について告白。二人が交際しているのは名声稼ぎではなく、純粋な恋愛感情から来ていることを強調しながらも、「僕たちの間では、まだ結婚の計画はない。昨年、クリスマス挙式が報じられたり、ふたりで結婚の準備を進めているなんて噂が流れたことは知っているけどね」とゴールイン秒読み説は否定した。二人が出会ったのは初共演作「バニラ・スカイ」の撮影現場。しばらくお互いに電話で連絡を取り合っているうちに、恋愛へと発展したのだそう。ペネロペは素晴らしい女性で、前妻ニコール・キッドマンとの結婚生活で養子に迎えた子供たちとも上手く行っているとのこと。