■社会ニュース■

2002.05.28号

日本のマフィア、ヤクザがメキシコで人身売買取引

バハ・カリフォルニアのティフアナのマフィアと日本のヤクザによって、ここ数年、1200人にも及ぶメキシコ人女性が売春目的の人身売買が行われている。
日本のヤクザとメキシコのマフィアグループは大きな犯罪のネットワークを持っており、それによって人身売買が行われているという。これらのネットワークはメキシコ・日本間、メキシコ・アメリカ合衆国間、コスタリカ・メキシコ間、ウクライナ・メキシコ・アメリカ合衆国間、ブラジル・メキシコ・アメリカ合衆国間にはりめぐらされている。
昨年、20人のメキシコ女性がテキサス経由でフロリダに送り込まれ(その中には13歳の少女もいた)、1日に14時間も働かされ、1日平均10人から12人の男性の性的相手をさせられたというケースが発覚した。また、メキシコのビサを持ったウクライナ女性も、アメリカ合衆国に売られる犠牲者になっている。
メキシコの貧困層から生まれるストリートチルドレンが主にこの人身売買のターゲットとなっていることも報告されており、メキシコが解決すべき大きな問題となっている。(El Universal / 26 de mayo de 2002 / Mexico)

メキシコチーム、東京ベルディに2対0で勝利

メキシコ選抜チームは、ワールドカップ前最後の試合となる対東京ベルディ戦で2対0で勝利を飾った。この試合は福井県のテクノパーク(収容人数20000人)で行われた。
ワールドカップのメキシコ初戦は6月3日、対クロアチアで行われる(グループG)。場所は新潟県。(El Universal / 26 de mayo de 2002 / Fukui, Japon)


2002.05.14号

4世帯に1世帯が母子家庭ーD.F.

メキシコ連邦特別区議会の男女平等委員会によると、DF人口の4分の1にあたる家庭がが母子家庭で、母親が家計の柱となっている。メキシコでは経済活動人口3,800万人のうち女性は1,300万人である。(Grupo Reforma / 11 de mayo de 2002 / Mexico, D.F.

キューバ大使、公邸前で強盗被害にあう

ボラーニョ駐メキシコ・キューバ大使が10日、高級住宅街ロマス・デ・チャプルテペックにある公邸前で襲われ、時計などを盗まれる被害にあった。当局の発表によると、事件が起きたのは午後5時ごろで、公邸に到着した大使車に銃を持った男が近づき、運転手とボラーニョ大使から時計や護身用の銃などを奪い取った。幸い両者に怪我はなかった。犯人についての手がかりは見つかっていない。(Grupo Reforma / 11 de mayo de 2002 / Mexico, D.F.)


2002.05.07号

マリファナ合法化を求めデモ行進

4日、マリファナ合法化を求めるメキシコ国内の各種団体が集結し、若者を中心におよそ200人がシティ旧市街のアラメダ公園付近をデモ行進した。参加者は、マリファナの工業製品としての利用価値や、薬用効果などエコロジーの観点からの利点を挙げ、タバコやアルコール類同様に合法化すべきと主張した。1998年の世論調査によるとメキシコにおけるマリファナ常用者は200万人以上に達する。(Grupo Reforma / 04 de mayo de 2002 / Mexico, D.F.)

テルメックスが火災

メキシコ最大の電話会社テルメックスの本社ビル(Sullivan 198, Colonia San Rafael)で4日未明、火災が発生、火の手は11階建てビルのうち1階から4階まで達した。火災発生時刻が早朝午前4時と、出勤前の時間帯であったことが幸いし死傷者はなかったが、警備員ら4人が軽度の一酸化炭素中毒で病院へ運ばれた。消防当局は、火災の原因をコンピューター室の電気配線のトラブルによるものと見ている。(El Universal /27 de abril de 2002 / Mexico)