■ 最新音楽ニュース ■

2002.02.18号

ルイス・ミゲル、公演中に声を失う!

メキシコが世界に誇るカリスマ歌手ルイス・ミゲルが、バレンタインデーの夜にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでコンサートを行った。ロマンティックな歌声に酔いしれようと1万5000人の観衆が足を運んだが、開始からわずか30分で幕を下ろした。バラード曲の途中で突如歌うのをやめてしまったルイスミは、オーケストラが最後まで演奏し終えるとファンに状況を説明。喉の具合がよくないことを伝え、「こんなことは初めてだ」と困惑して語ったという。観客に理解を求めて休憩を入れた彼は約10分後にショーを再開したが、一曲だけ歌い終えると公演の中止を決断。歌ったのは全部で7曲だった。

「みなさん、ありがとう。本当にごめんなさい。素敵な夜を…」プロ意識の強いルイスミだけに、その場に居合せた誰よりも事態を悲しんだに違いない。東洋の国ニッポンで回復をお祈りしています…。

リッキー・マーティンが来夏に最新アルバムをリリース

プエルトリコ出身の人気シンガー、リッキー・マーティンが半年間の沈黙を破って活動を再開した。度重なる映画出演のオファーを断わり、来年夏に発売を予定している最新アルバムに全力投球すべく環境を整えているようだ。本人曰く、「ラテンのリズムは変わらないが、攻撃的なサウンドを取り入れて新境地を開きたい。バラードはガラリと違うものになるよ」とのこと。休養中はインドの秘教を学ぼうと現地から取り寄せた書物に熱中していたそうで、精神面の変化がどう反映されるのかも気になるところ。ちなみに映画に出演するなら、監督はフランシスコ・フォード・コッポラ、お相手はアンジェリーナ・ジョリーをご希望だとか。
1994年に開催されたワールドカップ・フランス大会のテーマ曲『Livin la vida loca』(アチチな郷ひろみがカバー)の爆発的ヒットで一大旋風を巻き起こした“ラテンの貴公子”は、これまで世界中で4000万枚以上のセールスを記録している。

メキシコ国民のアイドル、ルセロが新作を発表

“ルセリート”の愛称で親しまれ、少女時代からメキシコ国民に深く愛され続けているルセロ(歌手・女優)が今月にも待望の新作アルバム『Mi Nuevo Amor』(直訳:私の新しい愛)をリリースする。レコーディング当時、彼女は長男ホセ・マヌエル君を身ごもっていた。某インタビューで「妊娠中のほうが上手く歌えるみたい」と語ったルセロ。幼い愛息子に寂しい思いをさせないため、大々的なプロモーション活動は考えていない模様。中南米ファンはガッカリかも。


2002.02.11号

パウリナ・ルビオの英語アルバム、5月発売決定

元人気アイドルグループ「ティンビリチェ」のオリジナル・メンバーで、ソロとして活躍中のメキシコ人歌手、パウリナ・ルビオが5月10日に最新アルバム『Border girls』をリリースする。前作『パウリナ』(全曲スペイン語)はスペイン語圏だけでなく米国でも大ヒット。芸能生活15周年を迎えたパウリナは、全17曲のうち13曲が英語という本作でいよいよ本格的な米国進出に乗り出す。なお、先日行われたラテン音楽の祭典「第14回Lo Nuestro賞」(米国ヒスパニック系テレビ局Univision主催)で最優秀女性ポップシンガー賞に輝いた。

イタリアの音楽祭でシャキーラとパウリナ・ルビオが世界の大物たちと競演

イタリア北部の国際的な音楽祭「第52回サンレモ・フェスティバル」(3/5〜3/9)に、シャキーラ(コロンビア)とパウリナ・ルビオ(メキシコ)が出演することになった。スペイン語圏で安定した人気を誇り、もっか更なる飛躍=米国制覇を目指して全力投球のふたりだが、イタリアでの認知度はいまひとつ。アラニス・モリセット、デスティニー・チャイルド、ブリトニー・スピアーズ、アリシア・キイズら豪華競演陣に負けない存在感で、イタリアっ子のハートを鷲づかみにしてほしいものだ。ちなみに、パウリナより一足先に発表した初の英語アルバム『Laundry Service』からのシングルカット曲「Whenever,Whenever」がMTVジャパンで頻繁に流れているシャキーラ。この調子で行けば来日確実!?

ミゲル・ボセが海外ツアーを敢行

スペイン・ポップス界の巨匠ミゲル・ボセが最新アルバム『Sereno』を引っさげ、今月22日から大規模なコンサート・ツアーを行う。エル・サルバドルを皮切りに、ホンジュラス、コスタ・リカ、グアテマラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、チレ、メキシコ、プエルトリコノとラテンアメリカ諸国を巡った後、7月からスペイン国内ツアーに突入。米国も含め全部で70回以上の公演を予定している。約5年ぶりに発表した同アルバムには、メキシコの人気ロックバンド「マナ」のドラマー、アレックスや同じスペイン出身の人気シンガーソングライター、アレハンドロ・サンスがゲスト参加している。



2002.02.04号

フアン・ガブリエルが中南米5カ国でコンサート

メキシコ音楽界のカリスマ、フアン・ガブリエルがラテンアメリカ5カ国でコンサートをを行う。2月6日のコロンビア公演を皮切りにペルー、チリ、パナマ、プエルトリコを訪れ、各国のファンと芸能生活30周年を祝う予定。世界中で5000万枚以上のアルバムセールスを誇るベテラン歌手は、作曲家・音楽プロデューサーとしても有名。フリオ・イグレシアス(スペイン)、ロシオ・ドゥルカル(スペイン)、ローラ・ベルトラン(メキシコ)、ルセロ(メキシコ)といった人気アーティストに作品を提供し、これまで900曲以上を手がけてきた。マリアッチ楽団の集うガリバルディ広場(メキシコシティ)には、ペドロ・インファンテ、ホルへ・ネグレテら、今は亡き大スターと並んで彼の銅像が建てられている。

エンリケ・イグレシアス、ロンドンで故ジョージ・ハリソンに競い勝つ

スペイン人シンガー、エンリケ・イグレシアスのバラード曲「Hero」(人気ドラマ『恋するトップレディ』の主題歌)がロンドンのヒットチャートでNo.1を獲得した。同曲のプロポーション・ビデオでハリウッドの若手女優ジェニファー・ラブ・ヒューイットとラブ・シーンを演じたエンリケは、続く「Escape」でもロシア人テニスプレイヤー、アンナ・クルニコバと濃厚な絡みを披露。迫真の演技が原因で(?)いずれも熱愛報道へと発展している。
先月末にMTV Japanの1周年記念ライブで2度目の来日を果したばかりだが、シンガポールで開かれた第1回MTVアジア・アワードにゲスト出演。同授賞式では浜崎あゆみが“日本のブリトニー・スピアーズ”と紹介され、特別名誉賞を受賞。着物をアレンジした衣裳とパフォーマンスで7000人あまりの観衆を沸かせたそうで、今度は“あゆ”を狙い撃ち!?