■ 最新音楽ニュース ■

2002.01.28号

“フェロモン系歌姫”マルタ・サンチェスが4年ぶりの新作発表

スペイン語圏で広く人気を集めているポップス・シンガー、マルタ・サンチェス(スペイン)が4年ぶりのニュー・アルバムをリリースする。シェール、セリーヌ・ディオン、ルイス・ミゲルら大物を手がけてきた有名プロデューサー数名を起用。マドリード、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスの4ヶ所でレコーディングを行い、マルタ自身が作詞・作曲した楽曲も含まれている。スピード離婚や人気闘牛士との熱愛など、ここ数年プライベートでの話題提供が目立っていたが、今後は本業で注目を集めそうだ。

タリア、新作のレコーディングで女優業はひとまずお休み

メキシコ人シンガーで女優としても根強い人気を誇るタリアが、最新アルバムの制作に専念するため、ドラマ出演をしばらく見送る考えを明かした。タリアのために書き下ろされた脚本があり、ドラマ化に向けて数年前からテレビサの名プロデューサー、カルラ・エストラダと調整を進めてきたが、歌手業が忙しため早期実現を断念。彼女の濃厚な演技は当面おあずけとなりそうだ。ちなみに、昨年発表した『Thalia con Banda Grandes Extos』は世界的ヒットとなり、中東諸国でもNo.1を獲得。所属レコード会社EMI担当者は「周囲がアッと驚く内容になること間違いなし」と早くも次回作に自信をみせている。



2002.01.21号

エミリオ・エステファン、タリアの英語アルバムをプロデュース

セクハラ疑惑の渦中にある人気音楽プロデューサー、エミリオ・エステファンがメキシコの“フェロモン系”人気歌手タリアの英語アルバム第1弾に着手すると発表。先に手がけた彼女のスペイン語アルバム『Arrasanndo』が米国でヒットしたことに手応えを感じ、ヒット曲のリミックスを中心とした構成を検討している。タリアについて、「大好きだよ。妹のような存在だね」と語ったエステファン。私生活でも仲良しのようで、彼女が米国ソニー・ミュー

カリスマぶりは健在で、米国ビルボード誌の音楽チャートを賑わしているシャキーラ、カルロス・ビベス(ともにコロンビア)、ジャシー・ベラスケス(テキサス出身)のほか、数年前まで妻グロリアとミュージシャンとして在籍していた、マイアミ・サウンドマシーンの最新アルバムも準備中。同バンドは3人の女性ボーカル(グアテマラ、コロンピア、ドミニカ出身)を迎え、再スタートを切る。“新生アルバム”はラテン味あふれる内容に仕上がるだろうとのこと。

ジックの社長トミー・モットーラ氏と結婚した際、立合い人を務めた。

BVS.C.のコンパイ長老が再びグラミー賞候補に


ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの最長老シンガー、コンパイ・セグンド(94)が2002年度グラミー賞候補に挙げられている。本人は「僕の当面の目標は米国に故郷サンティアゴ・デ・キューバの音楽を浸透させること」とコメント。同じく候補者に選ばれた音楽仲間ルベン・ゴンサレス(ピアニスト)を称えることも忘れなかった。対象アルバム『Las flores de la vida』には、キューバ人作曲家マヌエル・コロナ、ミゲル・マタモロスのほか、アグスティン・ララ(メキシコ)、ラファエル・フェルナンデス(プエルトリコ)らの楽曲を収録。映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の世界的ヒット以降、計4枚のソロアルバムを発表している。


2002.01.14号

ルイス・ミゲルのメキシコ公演、追加3回も残りわずかで新たに4days!

来る3月2日、最新アルバム『Mis Romances』を引っさげてメキシコシティのアステカ・スタジアム(最大10万人収容)で大規模なコンサートを予定しているルイス・ミゲル。チケットの売れ行きが好調につき、早々に“メキシコの武道館”アウディトリオ(1万人収容)での追加公演が決まっていたが、こちらも完売間近。新たに4回公演が追加された。その結果、アウディトリオ公演は3月6日から10日、14日から17日の計9回。過去に21回公演という偉業を達成しているが、この快進撃はどこまで続く!?

American Music Awardのラテンアーティスト部門を制したのは…

先週水曜日(1/9)、ロサンゼルスのビバリーヒルズにて“第29回アメリカン・ミュージック・アワード”の授賞式が開催された。気になる「2001年最優秀ラテンアーティスト賞」を射止めたのは、エンリケ・イグレシアス。第26回(1999年開催)、第28回(2001年開催)に続く3回目の快挙となった。第27回(2000年開催)はリッキー・マーティンが獲得したが、初の英語シングル「バイラモス」(西城秀樹がカバー)を収録した『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(ウィル・スミス主演)が最優秀サウンドトラックに輝いている。ちなみに、第25回(1998年開催)の受賞者は実父・フリオ・イグレシアス。今回候補に挙がっていた歌姫ふたり、ジャシー・ベラスケスとシャキーラは、あと一歩及ばなかった。

ラ・オレハ・デ・ヴァン・ゴッホがペルーでコンサート

紅一点ボーカル、アマリア率いるスペイン五人組が2月20日にリマでコンサートを予定。

デビュー当初から同国の若者に支持されてきたが、スペイン語圏でロングヒットを続けている2枚目のアルバム『El viaje a Copperpot』でブレイク。公演は1回のみで売りきれ必死!?

カルロス・ビベスが米国ラテンヒットチャートNo.1獲得!

“コロンビア・バジェナート界の旗手”、カルロス・ビベスの最新シングル「デハメ・エントラール」が、“メキシコ・ランチェーラ界のプリンス”、アレハンドロ・フェルナンデスの「タンティータ・ペナ」を退け、米国ビルボード誌のラテンチャート第一位に。同胞シャキーラの「Suerte」は第3位をキープした。ちなみにAmerican Music Awardで「2001年最優秀ラテンアーティスト賞」に輝いたエンリケ・イグレシアスの「Hero」は、初登場から18週目にして第7位から第5位に浮上。なお、一般チャート“Billbord Hot100”部門では、シャキーラの「Whenever,Whenever」(「Suerte」の英語ヴァージョン)が第8位から第5位にランクアップし、逆にエンリケの「Hero」は第5位から第8位へとランクを下げた。


2002.01.07号

年明けの米国音楽チャートをにぎわしたアーティストは…

ビルボード誌の年明け最初のラテン・チャートでメキシコ人シンガー、ルイス・ミゲルの最新シングル「Como me duele」が大躍進。前回の12位から5位へとランクアップを遂げた。第一位は昨年に引き続き、“ランチェーラ界のプリンス”アレハンドロ・フェルナンデス(メキシコ)の「Tantita pena」。シャキーラ (コロンビア)の「Suerte」、彼女の同胞で、盗作騒動の渦中にあるバジェナート界のホープ、カルロス・ビベスの「Dejame entrar」が後に続いた。なお、一般チャート(『Billbord Hot 100』)では、エンリケ・イグレシアス(スペイン)の「Hero」とシャキーラ(コロンビア)の「Whenever,Whenever」が依然としてトップ10圏内をキープ。

ルイス・ミゲルとミゲル・ボセがMTVアンプラグド候補に浮上

“ヒッキー”こと宇多田ヒカルが、昨年、日本人として初のライブに挑んだ米国の音楽番組MTV Unplugged。スペイン語圏アーティストでは、これまでメキシコのロック4人組マナ(1999)、チリのロック3人組ラ・レイ(2001)、スペインのシンガーソングライター、アレハンドロ・サンス(2001)らが出演を果し、どのアルバムも大ヒットを記録している。今年は、カリスマ・シンガー、ルイス・ミゲルとスペイン・ポップス界の巨匠ミゲル・ボセが登場。“ルイスミ”については2枚組アルバムを検討中らしい。ミゲル・ボセは親しいミュージシャン仲間を数名ゲストに迎える可能性が濃厚。前例どおり収録はマイアミで行われる予定。

メキシコ芸能界のじゃじゃ馬ふたり、A.グスマンとP.ルビオがイベント競演

パワフルなステージ、セクシーさ、お騒がせな交際相手…。何かと共通点の多いアレハンドラ・グスマンとパウリナ・ルビオがチアパス州の平和を願うイベント“Unidos por La Paz”に揃って出演する可能性が強まっている。テレビサ、テレビシオン・アステカという2大テレビ局のジョイント企画で、同州は先住民の権利を勝ち取るために政府と攻防を続けるゲリラ集団サパティスタの本拠地。