■ 芸能ニュース ■

2001.12.24

エンリケ・イグレシアスのサイン会に「触らせてぇ〜!」と女性ファン大興奮

“永遠の色男”フリオ・イグレシアスの息子で、人気シンガーのエンリケ・イグレシアスが、最新アルバム『Escape』のプロモーションでメキシコを訪問。去る日曜の午後、北部モンテレイの大型ショッピング・モール(同施設の駐車場)内でサイン会を行い、父親もビックリ(?)のフェロモンで女性ファンを悩殺した。集まったファンは700人以上。デビュー当初からファンとのスキンシップを大切にしているエンリケは、今回も数名に“チュッ”。幸運の女神に微笑まれた女性たちは狂喜のあまり涙し、外野ファンは歯ぎしりと“悔し涙”…。ちなみに第一弾シングル『Hero』(英語バージョン)が全米で大ヒット。エンリケ教の信者は世界を舞台に日々増殖中のようだ。

スペイン女流作家の大ベストセラーがメキシコで映画化


スペイン国内で、1997年度の書籍売上げNo.1に輝いたベストセラー小説『La Hija del Canibal』(直訳:人食いの娘)がメキシコ人監督アントニオ・セラーノによって映画化。来年1月14日よりメキシコシティで撮影開始となる模様。ペドロ・アルモドバル監督作品『オール・アバウト・マイマザー』に主演したセシリア・ロスがメキシコ人の若手男優クノ・ベッケルとメインキャストを演じる。メキシコ・テレノベラ界で大人気の“爽やか青年”ベッケルは、国際的な大女優との共演で映画デビューを飾ることになった。


2001.12.17

グアダルーペ聖母の祭典に今年も新米ママ・ルセロが出席

去る12月12日、「グアダルーペ聖母の日」を祝うべく、聖地(グアダルーペ寺院)に大勢のカトリック信者が押し寄せた。今から470年前、“メキシコ国民の母”であり、バチカンから“ラテンアメリカの守護聖母”にも定められている“褐色の聖母”は、同寺院の敷地内にそびえるテペヤックの丘を現したとされている。ミサを含めた記念式典には今年も複数の芸能人が出席。先日行われたテレビサのチャリティー番組Teletonで芸能活動を再開したばかりの国民的タレント、ルセロも例年どおり姿を見せた。母親と兄弟を同伴し、夫で歌手のミハーレスと生まれたばかりの愛息子は自宅でお留守番(?)となった模様。個々のアーティストが歌声を披露した後で、マリアッチ楽団と聖堂内のオルガン演奏に合わせ、参列者全員が『ラス・マニャニータス』(お誕生日ソングの定番)を合唱。米国を襲った同時多発テロからちょうど3ヶ月が経過したこともあり、世界平和の祈りも捧げられた。

グロリア・トレビが妊娠8ヶ月目に突入

所属事務所の社長で元愛人のセルヒオ・アンドラーデと彼女の元女性コーラスとともに、滞在先のブラジルで逮捕されたメキシコ人歌手グロリア・トレビ(未成年者誘惑および監禁容疑)。4ヶ月ほど前に獄中妊娠が発覚し話題騒然となったが、早くも出産の時を迎えようとしている。すでに男の子であることが判明、ガブリエルと命名されている。グロリア本人が相手の男性について多くを語りたがらないことから、極悪犯と恋愛説や「(メキシコへ強制送還されないように)シャーペンで人口授精した」など数々の憶測を生んだが、地元紙『O Globo』によると、当時収容されていた刑務所の長官である可能性が濃厚。名前は明かされていないが、「2人はたびたび肉体関係を結んでいた」と報じている。ちなみに、同国ではサンバ学校の生徒たちがグロリアの妊娠騒動を歌にして話題に。かの有名なリオのカーニバルで披露するとか…。


2001.12.10

“ラテンの貴公子”リッキー・マーティンが未婚のパパに!

プエルトリコ出身の人気シンガー、リッキー・マーティンがロシア人の赤ちゃんを養女に迎えた。現在、生後8ヶ月。アナスタシア・キャサリンちゃんと名づけられ、マイアミ市内のサン・パトリシオ教会で洗礼式が行われた。もちろんリッキーも同席。ミサの後、家族や親しい友人を招いて、お祝いのパーティを開いたそうだ。気になる子育ては、恋人ではなく、いとこのダヤナ・ファジェットさんとふたりで行うとのこと。セクシーな“新米パパ”目当てに、ベビーシッターが殺到するかも!?

ディエゴ&フリーダ夫妻の人生がスウェーデンで舞台化 

メキシコを代表する壁画家ディエゴ・リベラと、シューレアリズム的な自画像で知られる彼の妻フリーダ・カーロ(サルマ・ハエック主演で2度目の映画化が実現)の人生を描いた舞台が、ストックホルムの劇場にお目見えする。1993年に初演されており、その翌年にはグアナファト州(メキシコ)恒例の“国際セルバンテス・フェスティバル”(芸術祭)で公演を行っている。今回は脚本を短く書きかえての再演。ディエゴ役はオリジナルと同じ現地俳優で、遠きメキシコの巨匠になりきるため、体重を増やしたそうだ。風刺が得意だった版画家ホセ・グアダルーペ・ポサダによって生み出されたガイコツのキャラクター“カトリナ”(ディエゴ・リベラの壁画にも登場)が舞台を導く。なお、今年の3月にブエノスアイレス(アルゼンチン)で先行上演され、大成功を収めている。

日本公開を控えたメキシコ映画『Y tu mama tambien』、DVD発売へ

国内で大ヒットを記録したロードムービー『Y tu mama tambien』(「お前のかあちゃんもな」の意味)のDVDが今月14日にメキシコで発売される。未公開シーンや出演者たちのコメント、短編作品『Me la debes』(直訳「借りを作ったぜ」)を盛り込んだ豪華版も来年3月にリリース予定だ。主役のひとりを演じた若手男優ディエゴ・ルナが第一弾(今週発売分)の発売イベントで語ったもので、「(配給会社)フォックスの秘密プロジェクトとは知らず、口をすべらせてしまった」とか…。 発売元によれば、「米国公開に発売日を合わせている」とのこと。以外と(?)せっかちな人が多いメキシコだが、チャッカリ者は3月まで我慢!?

 同作品は過激なセックス描写やスラングなどから、“18歳未満お断り”の制限付きで公開されたが、若者を中心に反響を呼び、歴代第2位の興行成績を達成。ちなみに、第1位は1999年公開の『Sexo,Pudor y Lagrimas』(直訳『セックス、はじらい、涙』。メキシコシティの高級住宅地を舞台に男女6人が織り成す人間模様)。


2001.12.03

人気トーク番組『クリスティーナ・ショー』が12年目の終止符

米国ヒスパニック系テレビ局Univisionの人気トーク番組『El show de Christina』がその長い歴史に幕を閉じる。放映開始は1989年。現在、米国はもちろん、ラテンアメリカ諸国やヨーロッパで流され、1億人を越える視聴者に親しまれている。スペイン語圏で幅広く活躍している芸能人たちが結婚・破局・妊娠等を告白したり、大物カップルの挙式を独占中継したりと、数々のスクープをお茶の間に提供してきた。ハリウッド女優メラニー・グリフィスと再婚したアントニオ・バンデラスが前妻との破局を初めて語ったのも同番組だ。家族、カップル、お金、うつ病、セックス、ゲイといった多彩なテーマを取り上げ、スタジオに集まった一般人と討論を繰り広げる企画もお馴染み。“キューバなまり”の名司会者クリスティーナ・サラレギは昨年、キャリア30年を迎えた。同番組はこれまでエミー賞(米国テレビ界のアカデミー賞的存在)を14回受賞している。

メキシコの知名度Upに大貢献のS.ハエックが次回作で再び母国ロケ

ラテン歌謡の名曲『ラ・バンバ』の発祥地として知られるベラクルス出身のハリウッド女優サルマ・ハエックが、最新作『The Ground Beneath Her Feet』の撮影で来年1月に再びメシコ入りを予定している。大物歌手マドンナが主役を熱望していた『フリーダ・カーロ』(メキシコの女流画家フリーダ・カーロの伝記映画)への主演およびメキシコ系米国人ロバート・ロドリゲス監督の出世作『デスペラード』の続編にあたる『Once upon a time in Mexico』のヒロイン役として、今年の夏から秋にかけてメキシコ長期ロケを敢行したばかり。今回演じるのは盲目的な恋に落ちるインド国籍の女性ロックシンガー。海外公演でメキシコを訪れるという設定で、メキシコ市民を動員してのコンサート・シーンを予定しているとか。共演者は未定とのこと。

メキシコの個性派男優が鬼才P.アルモドバル監督が愛する女優ふたりと共演

映画、ドラマ(テレビ・アステカ系)、舞台と幅広く活躍するメキシコ人俳優デミアン・ビッチルが、スペインを代表する人気女優ビクトリア・アブリル、ペネロペ・クルスと共演。ペネロペは近年ハリウッド・スターの仲間入りを果したが、ふたりともペドロ・アルモドバル監督(『ハイヒール』、『オール・アバウト・マイ・マザー』etc.)のお気に入り。とはいえ、共演が実現した『Sin Noticias de Dios』(直訳:神の知らせなしで)では、ヨーロッパ在住のチリ人監督アグスティン・ディアス・ヤネスがメガホンを握った。個性派俳優として人気の高いデミアンは初のボクサー役に挑戦。プライベートで親しくしている世界チャンピオン、リカルド“フィニート”ロペスに手ほどきを受けて撮影に臨んだそうだが、「これまでの役者人生で最も難しい役どころだった」と語っている。役作りのために苛酷なダイエットを強いられ、たえず好物がチラついて気が狂いそうだったとか…。

活況を呈するメキシコ映画界に現代版『ロミオとジュリエット』が誕生

ここ数年、国内映画が相次いで大ヒットを飛ばし、勢いづくメキシコ映画界。話題作が続々と公開される中、“レオ様”ことレオナルド・ディカプリ主演のリメイクが記憶に新しいシェークスピアの名作『ロミオとジュリエット』がメキシコシティを舞台に再び蘇ることになった。下層階級が暮らすサンタ・ロサ地区で露店を営み、海賊版のカセットテープや古着を売って日銭を稼ぐ主人公と、高級シッピング・センターやモダンなオフィス・ビル、マンションが建ち並ぶ“ハイソ”なサンタ・フェ地区に暮らす女性との悲しい恋物語。国内話題作『ペルフメ・デ・ビオレタス』(直訳「バイオレットの香水」)、『デ・ラ・カジェ』(直訳「ストリートから」)に出演したルイス・フェルナンド・ペニャが今回も貧しい青年役に扮する(そろそろ違った役どころを演じたい、とこぼしているようだが…)。撮影スタートは来年1月末。

ガブリエラ・ミストラル(1889−1957)