2001.6.25号
メキシコ公演最終日、“気鋭のダンサー”ホアキン・コルテスが満員の観衆3000人を圧倒
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先週の20日、スペイン出身の国際的フラメンコ・ダンサー、ホアキン・コルテス(32)のメキシコ公演が大盛況で幕を閉じた。メキシコ市のメトロポリタン劇場で行われた同ステージは、世界ツアー“Live”のラテンアメリカ公演最終日でもあった。9部構成からなる1時間半の舞台を通じて、計7回の衣裳替えを行ったホアキン。終始アルマーニに身を包んだ彼は、時折、「ヘイ!」、「オ〜レ!」といった掛け声を客席うながしながら、躍動感あふれるダンスと強烈な存在感で満員の観衆3000人を魅了した。演出の流れで客席に下り立った際には、ファンが彼に触れようとする一幕もあったとか。
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現地日本大使館の協力のもと、メキシコで日本映画の上映会がスタート
6月19日から、メキシコ市にて日本映画の上映会が行われている。メキシコ国立自治大学(UNAM)と日本大使館の運営により実現したもので、7月4日まで続く。初日のスクリーンを飾ったのは、第22回日本アカデミー賞(1998)で、最優秀監督に輝いた平山秀幸監督(受賞作品『愛を乞う人』)の『学校の会談』(1995)。上映期間中、山田洋次監督の『学校』、『虹をつかむ男』、大森一樹監督の『わが心の銀河鉄道〜宮沢賢二物語』、渡邊孝好監督の『新居酒屋ゆうれい』(ともに1996年作品)、矢口史晴監督の『秘密の花園』、大河原孝夫監督の『誘拐』、長尾直樹監督の『鉄塔 武蔵野線』(ともに1997年作品)など、幅広い世代による近年の話題作が多数紹介される予定。
本上映会は、すでにホンジュラス、コスタリカ、エルサルバドルの現地大使館にて開催されており、メキシコ市の次は、10月に行われる同国・グアナファト州の国際的な芸術祭“el Festival Internacional Cervantino”(国際セルバンティーノ・フェスティバル)ほか、国内数ヶ所での開催が予定されている。ちなみにメキシコで知名度のある監督としては、小津安二郎、溝口賢二、今村昌平、黒澤明といった巨匠たちや、北野武が挙げられる。
2001.6.18号
世界的なフラメンコ・ダンサー、ホアキン・コルテスのメキシコ公演が決定
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日本にもファンの多いスペイン人ダンサー、ホアキン・コルテス(32)のメキシコ公演が決定した。国内の大手テレビ局・Televisaが今月13日に明らかにしたもので、主要都市2ヶ所(グアダラハラ、モンテレイ)を回った後、7月19日、20日とメキシコシティのメトロポリタン劇場で2days公演を行なう。今回の訪問は3月に母国バルセロナでスタートした世界ツアー“LIVE”の一環。ラテンアメリカでは、アルゼンチン、チリ、ブラジル、ペルー、コスタリカ、パナマ、ベネズエラ、グァテマラにて多くの観衆を魅了してきた。5月末に訪問したカラカス(ベネズエラ)での記者会見で、「1時間45分も踊り続けるアーティストなんて、世界でも珍しいだろうね。精神的にも肉体的にも苛酷な舞台だけど、自分への挑戦だと思っている。新しい試みも必要だった。」
と語ったホアキン。生粋のジプシーである彼が主演した映画『Gitano』(邦訳:ジプシー)がまもなく日本公開となるが、本国スペインでは、ジプシーの描かれ方に非難ごうごうだったらしい…。
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メキシコで撮影中のA.バンデラス主演映画、地元市民からの苦情殺到でスタッフ大困惑
メキシコ系アメリカ人、ロバート・ロドリゲス監督の最新作『Once upon a time in Mexico』の撮影が現在、中央高原の町サン・ミゲル・デ・アジェンデにて進められている。メイン・キャストであるアントニオ・バンデラスとサルマ・ハエックの都合により、予定を押してのスタートであったが、撮影開始後は地元住民からの相次ぐ苦情に悩まされている。この町特有の、石畳の通りを閉鎖して撮影を行なったり、建物内に大掛かりなセットを組んだりするのが原因らしい。メインキャストをはじめ、クインティン・タランティーノ、ミッキー・ロークといったハリウッド・スターの集結も、“これといったファンサービスがない”ため、今のところ得点稼ぎには至っていない模様。
メキシコと米国からなる製作スタッフは、事態の沈静化を図るべく、地元の役人に必死のアピールを展開している。爆発シーンを撮影する際に、広場で黒煙を炊いて大ヒンシュクを買った件に関しては、「周囲の人々や建物にシミをつけたり、危害を加えることを避けるため、特殊な材料を使用した」と釈明。「映画がこの地にもたらす利益を考慮すれば、(住民が訴えているような)撮影中の一時的な悪影響は些細なことに思えるはず」と強調している。広報担当によれば、本作公開がメキシコにもたらす経済効果は数百万ドルに及ぶとか。ギターケースを手にした哀愁のガンマンを描いた“マリアッチ・シリーズ”第3弾にあたる本作は、製作費として約3000万ドルを投入する予定。ちなみに監督のデビュー作となった第1作目は7000ドルの低予算だった。
リッキー・マーティンの交際相手とされる元モデルが2人の関係を告白
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「こんなこと言うべきじゃないのかもしれないけど、(ベットでのリッキーは)10段階評価で20点よ。」 プエルト・リコの人気歌手・リッキー・マーティンとの交際が噂されていた元モデルのイネス・ミサンが、先日、ニューヨーク・ポスト紙の取材に応じた。同紙によれば、3年間付き合った女性と別れたリッキーが、約2ヶ月前にミサンを滞在先のモスクワに呼び寄せたことから交際が深まったらしい。ふたりは1週間ほど前にニューヨークで開かれた音楽関係の夜会に揃って出席。その数週間前には、ロンドンとイタリアのサン・レモでツーショットを撮られていた。
“ラテンの貴公子”の交際相手に浮上して以来、固く口を閉ざしてきた彼女だが、ファンの間で囁かれている“ゲイ疑惑”を知り、リッキー擁護に立ちあがったようだ。
「リッキーが金持ちだろうがなかろうが関係ないわ。トラックの運転手だって構わない。彼は素晴らしい男性よ。」とノロケた彼女、過去に付き合った男性は金持ち揃いだとか。
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2001.06.11号
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メキシコのカントリー歌手ペドロ・フェルナンデスが強盗未遂に遭遇
去る金曜の夜、メキシコの人気歌手ペドロ・フェルナンデスが、コンサートで訪れていたメキシコ北部のシナロア州で危うく強盗に襲われかけた。彼とスタッフを乗せて走行していた車に不審な軽トラックが近づき、行く手を再三ふさごうとしたらしい。本件に関し、ある州警察幹部は、強盗または誘拐未遂の可能性が極めて濃厚だと発表。未遂に終わったことについては、「スタッフが多数同乗していたことに気づいた一味が犯行を断念したのでは」との見解を示した。尚、ペドロ・フェルナンデス側からの正式な被害届は提出されなかった。
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夫・バンデラスに付き添いメキシコ滞在中のメラニー・グリフィス、メキシコについて語る
メキシコ滞在中の米国人女優メラニー・グリフィスが現地での記者会見に応じた。メキシコの印象について訊ねられた彼女は、「この国の貧しさに驚いている。金持ちも多いが、貧困にあえぐ人々もまた、数多く存在している。フォックス大統領と新政府がより一層貧しい人々の力になってくれたら…。」とコメント。また、「メキシコは雇用拡大を実現するための要素を兼ね揃えている。国民全員が収入を得ながら、より良い生活を送れるはずだ」と主張した。
彼女の夫でハリウッド人気俳優のアントニオ・バンデラスは現在、映画『フリーダ』(サルマ・ハエック主演)の撮影中。その後も引き続き、メキシコで主演作『Once upon a time in Mexico』(ロバート・ロドリゲス監督)の撮影が控えている。また来年には、彼をスターに押し上げたペドロ・アルモドーバル監督(『オール・アバウト・マイ・マザー』)の作品に再出演することが決定。次回作が目白押しの夫を自慢したかったのか、記者会見後の写真撮影の際、メラニーは腕のタトゥーを披露。彼女がブラウスの裾をめくると、大きなハートマークに“アントニオ”の文字が…。
フリーダ・カーロの絵画がニューヨークで競売にかけられ、160万ドルで落札!
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先日ニューヨークで行われたサザビー主催の競売にて、メキシコの女流画家フリーダ・カーロの絵画「妹クリスティーナの肖像」(1928年制作)が約1600万ドルで落札された。専門家によれば、最低落札価格は90万ドル、最高でも120万が相場とされていた。最終金額が予想をはるか上回る結果となったのは、根強いフリーダ人気に、この絵が描かれた時代背景がプラスされたからだと考えられている。この年、フリーダの夫で有名な壁画家・ディエゴ・リベラは、この絵のモデルである彼女の妹クリスティーナと不倫の関係を結ぶ。それを知ったフリーダはひどく傷つき、固い絆で結ばれていた姉妹関係に深い亀裂が生じた。ちなみに落札者については明らかにされていない。
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2001.06.04号
歌手生活15周年のM.ミハーレス、12月出産予定の妻ルセロの近況を語る
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歌手生活15周年を迎え、来る8日にはアウディトリオで記念コンサートに臨むマヌエル・ミハーレス(43)が、妊娠中の妻・ルセロ(32)の近況と父親になる心境について語った。「胎児は順調に育っているよ。神様がくれた素晴らしい贈り物に、僕たち二人共とても満足してる。出産予定は12月中旬だったかな。医者の説明がよくわからなかったんだけど…。」
赤ちゃん部屋の準備を始めたものの、忙しくて壁を塗りかえる時間が取れないと嘆く一方で、早くも我が子に捧げる曲作りに着手したことを明かしたミハーレス。思い入れが強い分、詞のほうがなかなか進まないとか。妻・ルセロについては、「身体的にも精神的にも安定している」とコメント。彼女は出産まで芸能活動を休業し、大きなお腹でメディアに登場する気はないそうだ。
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※二人は1997年1月に結婚。メキシコシティの大教会で行なわれた挙式には、セディージョ前大統領をはじめ各界著名人が顔を揃え、テレビ中継もなされた。ちなみに新婚旅行は日本!
コロンビアの人気歌手シャキーラ、アルゼンチン現大統領の長男とお忍び婚前旅行
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エキゾチックな風貌と魅力的なハスキーボイスで人気のShakira(23)が、婚約者とアルゼンチンの観光地バリロチェに到着。レーコーディングの合間に数日のバカンスを楽しんだ。お相手のアントニオ・デ・ラ・ルア氏(26)は現役アルゼンチン大統領の長男で弁護士。青年官僚や政治家たちからなる“Grupo Sushi”のスポークスマン的存在で、父親に度々政治的アドバイスをしていると噂されている。昨年8月に交際が発覚して以来、複数のメディアで度々ツーショット姿を披露してきた。地元コロンビアで暴露本が2冊続けて出版されるなど、ここ最近は身辺が騒がしかった彼女。あいにくの悪天候でお目当てのスキーはできなかったものの、久々にプライベートな時間を過ごしたようだ。挙式の日程および新居は未定。ファン待望のニューアルバムは9月にリリースされ、前作同様エミリオ・エステファンがプロデュースを手掛けている。
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※“Grupo Sushi”(寿司グループ):彼らが日本食レストランで会合を開いていたことに由来。
メキシコで映画『フリーダ』を撮影中のサルマ・ハエックが、地元メディアへの不信感を表明
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米国在住のメキシコ人女優サルマ・ハエックが、アメリカのヒスパニック系テレビ番組のインタビューに応じ、母国でのバッシング報道に対する傷ついた胸の内を語った。現在メキシコシティにて主演映画『フリーダ』の撮影を行っている彼女。次回出演作『Once upon a time in Mexico』の舞台もメキシコで、グァナグァト州やケレタロ州がロケ地に内定している。
国内ではマスコミ嫌いとして知られ、“母国のファンを大事にしない”とか“大女優気取りだ”というような批判的な報道も多い。ハエックはこうした報道を否定した上で、「メキシコと母国の人々を大切に想っているからこそ、報道陣に冷遇されても、またこうしてこの地を訪れている」とコメント。彼女の作品を通して、世界中の人々がメキシコに好印象を抱いてくれることを願いながら仕事に励んでいることを強調した。
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