2001年5月 こんにちは〜。皆さんはW杯入場券の応募したんでしょうか?16日から抽選会が始まっていて来月中旬に発表だそうですが、平均倍率は70倍・・・。これってスゴイんでしょうかね?数字に弱いので良くわかりませんが・・・というか、このコーナーを書いてるクセに、応募してないんです・・私。 ■コンフェデ杯、我らメキシコ代表も出場します!■ さてさて、W杯予選の話に入る前に。。。「コンフェデレーション・カップ」のお話をしたいと思います。なんといっても、メキシコが出場しますからねっ!!放映権を獲得してるフジテレビが宣伝しまくってるのでご存じの方も多いとは思うんですが、5月30日から始まるこの大会、W杯のシュミレーション大会として、日本と韓国で共同開催されます。(詳しい概要や試合スケジュールを知りたい方はこのサイト(sportsnavi.com)をオススメします。) 出場国は6大陸の大会優秀国プラス前回優勝国、開催国の8カ国なんですが。な、な、なんとメキシコは前回地元開催の利点を生かしブラジルを破り優勝しております。なので、北中米の王者ではないけど、出場権を獲得しているのです。残念なことに組み合わせ抽選で韓国での試合組に入ってしまったので、日本に来る可能性は低いのですが。。。まあ、ともかくスカパーに入ってればメキシコ代表の姿が拝めます。(地上波のフジテレビは、日本戦しか放送しない・・)
■北中米カリブ、W杯予選状況■ 1、3,4月と3回試合が終わって現在の順位は米国が3勝で余裕の1位。続くコスタリカ、メキシコ、ジャマイカは団子状態。これからの展開が読めません。メキシコ・・・米国に負けた後、ジャマイカに解消しましたが、最下位のトリニダードトバゴ相手に苦戦しました。なんとか引き分けに持ち込みましたが、相性悪いんでしょうかね?記憶に間違えがなければ、前回の対トリニダードトバゴ戦は負けていたような・・・いずれにしても、コンフェデ杯でのメキシコ代表の様子は次号で詳しくお伝えできると思います!! 北中米・カリブ予選の詳細については予選状況データを見てください! ■!! Bravo Argentina !!■ 南米予選は、アルゼンチンぶっちぎり。独走体制に入っております。12試合(9勝1敗2分け)で、得点は、なんと30点。2位以下の、パラグアイ、エクアドル、ブラジル、コロンビアは、波乱含みです。(詳しい予選状況については予選状況データを見てください!) しかし、アルゼンチンは強い!4月25日にボリビアと適地で対戦したんですが・・、皆様ご存じのようにボリビアの首都ラパスは海抜3600メートル、富士山の頂上に限りなく近い高地なのです。そんな殺人的(?)条件の中でのサッカーの試合、弱小であっても当然ボリビア・チームが有利にきまってます。(ちなみに、ボリビアはなんとw杯予選で20年間ホームで敗け無し。94年米国大会出場まで果たしてます。)ということで、アルゼンチンも当然ながらこの試合は苦戦。前半1−1で折り返したものの後半ボリビアに2点を奪われ1−3と敗戦濃厚に・・・そんな試合展開で、誰もがもう駄目だと思った終了間際、な、なんとアルゼンチンは立て続けに2点を追加(このうち1点は私のお気に入りエルナン・クレスポのお手柄!)、引き分けに持ち込んだのです。 すごい粘りです。よく体力が残ってたと思います。ほんと、テレビで見てても体が重そうでしたし。。。ちなみに、高地の影響は到着直後が最も少ないという学説があるらしく、今回アルゼンチンの選手達はなんと試合開始2時間前にラパス入りをしたそうです。(2、3日の中途半端な滞在だと高山病になりやすいそう) いやはや、小学生の時から給食でステーキ食べて育ってると違う・・!? ■ブラジル、予選敗退の危機!?■ W杯に第1回目(1930年ウルグアイ大会)から連続出場し、しかも最多の4度優勝を誇る王者ブラジルが大苦戦です!3月28日の対エクアドル戦で、同国に史上初めて敗北・・・そして4月27日、な、なんとペルーとホームゲームで1-1のドロー。同じ引き分けでも、ボリビアと空気の薄い高地ラ・パスで戦い、脅威の底力を見せたアルゼンチンとは正反対のアップ、アップの試合内容・・・怒り狂った5万人のブラジル人サポーターは荒れに荒れまくり国旗を投げつけ、最後は諦めモードでペルーの応援を始める始末。 この試合、欧州で活躍するリバウドやロベカルといった主力選手が外れ、国内リーグでプレーする若手組が中心となっていたとはいえ・・(ペルーをなめてたのか?)、かなりヤバいです、ブラジル。上位4チームがW杯出場権を獲得(5位はオセアニアとのプレーオフ)する南米予選で、アルゼンチンはもちろんのこと、パラグアイ、エクアドルにまで抜かれ4位に転落しちゃいました。あれまー。しかも5位コロンビアとの差は僅か。残り6試合のうち、次回7月1日のウルグアイ(現在6位)戦に続き、アルゼンチン(1位)、パラグアイ(2位)の強豪国との3連戦を控え、まさに崖っぷち。すでに国民の75%近くが「来年のW杯出場は無理かも・・・」と悲観的になってるとか(地元紙の世論調査)。 ブラジルは今月末に前述のコンフェデレーションで日本とも対戦しますし、注目なんですが・・・・所属クラブの試合優先を理由に主力選手が外れ来日するのは"B級代表"らしいです。「コンフェデ杯には優秀できなくてもいい」(関係者談)こんなんで、代表チーム建て直しできるんでしょうか?? ■注目株エクアドルの代表監督が銃撃される!■ エクアドル、絶好調です。3月28日にブラジルを下したのに続き、4月24日のパラグアイ戦も2人の退場者を出しながら2-1の逆転勝ち!アルゼンチン、パラグアイに続き現在第3位につけてます。エクアドルって、W杯出場経験がないんですよね・・だから、これはもう、スゴイ躍進劇なのです。 そんな、エクアドルでサッカーにまつわるショッキングな事件がありました。代表チームのエルナン・ダリオ・ゴメス監督(コロンビア人)が8日夜、同国サッカー連盟の会議が開催されていたホテルのバーで銃撃され、脚の付け根に重傷を負ったのです。報道を要約すると、「エクアドル2部リーグのチームのオーナーを務めるホセ・ロドリゲス容疑者がボディーガード4人を引き連れてバーに乗り込み発砲、同容疑者は逮捕された。ロドリゲス容疑者のチームには、ブカラン元同国大統領の息子が選手として所属している。ゴメス代表監督は20歳以下のユース代表チーム監督を兼任しているが、この選手(元大統領の息子)が同チームに選抜されなかったことへの不満が犯行の動機とみられている。」 そっ、そんな理由で銃撃?いやはや、マフィアな世界です。そして、笑ってしまうのが、この事件にアブダラ・ブカラン元大統領が絡んでいるという話。ブカラン氏といえば、"精神異常"という情けない理由で罷免(1997年2月)され、現在パナマに亡命中の身。ま、本当に狂人かどうかはさておき、ブカラン氏は大統領在職中、取り巻き連中とともに目にあまる公私混同(汚職)をはたらき、公共料金の値上げなど緊縮政策に反発した国民の退陣要求デモにより、就任後1年たらずで失脚したという経歴を持っております。もちろんブカラン氏は、事件への関与を全面否定してますが・・・ 銃撃されたゴメス代表監督、幸いにして命に別条はなく、「選手たちと一緒にW杯出場の夢を果たしたい」と述べ、引き続き代表チームの指揮をとると表明してます。よかった、よかった。ま、代表監督も命がけだよ、というお話でした。 ■ニュース・スクラップ■ <サモラノ引退表明> <パラグアイのW杯キャンプ地内定> <コロンビア代表監督交代> <サッカー世界ランク、ブラジル2位に後退>
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