■■ OTOKITAのラテン音楽TOP10 ■■


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2002.01.13号

期待の新人ユニット、シン・バンデラ

全米ファン増殖中、シャキーラ

君こそスターだ!、ルイス・ミゲル

相変わらず笑顔がキュート!、A.サンス

みなさま、新年明けましておめでとうございます。すっかりご無沙汰のotokitaです。とある山頂で父親がソバ屋を営んでいるので、“年越し要員”として早くから帰省しておりました。睡眠不足や肉体疲労と闘いながら、何時間も黙々とソバを打ち続ける父の姿に涙。かっこいいぞ、お父ちゃん! 「負けてはおられん」と帰りの新幹線で今年の抱負を考えました。で、そのひとつがこのコーナーの継続更新(笑)。これまで“アルバムチャート”と“シングルチャート”を一度に紹介してきましたが、悲願達成のため、今後は交互に取り上げることにしました。そんな訳で、本年もどうぞよろしくお願いします。

【大手音楽ショップMix-upの1/7付アルバム売上チャート】

1.MTV UNPLUGGED/ALEJANDRO SANZ(アレハンドロ・サンス/スペイン)
2.MIS ROMANCES/LUIS MIGUEL(ルイス・ミゲル/メキシコ)
3.SERVICIO DE LAVANDERIA/SHAKIRA(シャキーラ/コロンビア)
4.MTV UNPLUGGED/LA LEY(ラ・レイ/チリ)
5.SERENO/MIGUEL BOSE(ミゲル・ボセ/スペイン)
6.EL VIAJE DE COPPERPOT/LA OREJA DE VAN GOGH(オレハ・デ・ヴァン・ゴッホ/スペイン)
7.NO. 1 UN A_O DE EXITOS VOL. 2(コンピレーション)
8.SIN BANDERA/SIN BANDERA(シン・バンデラ/メキシコ&アルゼンチン)
9.ORIGENES/ALEJANDRO FERNANDEZ(アレハンドロ・フェルナンデス/メキシコ)
10.ESCAPE/ENRIQUE IGLESIAS(エンリケ・イグレシアス/スペイン)

●我らがコララテ芸能部の“頼れる助っ人・えるまくん”が掲示板に書き込んでくれた順位と同じでした。なので、今週も第一位はA.サンス。艶やかで情感あふれる彼のポップスはアコースティックにピッタリ! 数年前に行ったコンサートでも素晴らしいピアノの弾き語りを披露してくれました。感動して思わず帰りにTシャツを買ったくらい(笑)。←パジャマがわりに数回着用済みですが、第一位を記念して“otokitaのサイン入り”を抽選で一名の方にプレゼントいたします…ってなんでやねん。
●続く第二位はルイス・ミゲル。彼のライフワークである“ロマンセ”シリーズの第4作目で、自らプロデュースも担当。所属レコード会社ワーナー・ミュージックの発表では、世界発売から9日間で150万枚を達成しました。「完璧なコレクションにするため、全部で10枚はリリースしたい」と本人は語っております。とはいえ、次回作ではポップスかマリアッチ中心の内容を検討中。ボレロの名曲集はひとまずお休みの模様。ところで、少し前に行われた約一年半ぶりの記者会見(1997年に殺されたイタリアの名デザイナー、故ジャンニ・べルサーチの大邸宅が会場!)には、スペイン語圏を中心に300名以上の報道陣が殺到しました。「終わったことなので語るつもりはない」としながらも、マライア・キャリーとの別離を初告白。友人として関係は続いているそうですが、デュエットの噂(可能性)については完全否定となりました。
●第三位はシンガー・ソングライター、シャキーラ。「英語アルバムは考えていない」というルイスミとは対照的に、こちらは“念願の”英語アルバム(作詞・作曲も担当)を発売。精力的なプロモーションの成果もあり、米国発売から1ヶ月で100万枚を突破! 収録曲「Whenever,Whenever」(スペイン語版は「Suerte」)は音楽チャート上位を占め、MTV Japanでもビデオクリップがガンガン流れてマス。荒波や砂塵(?)をバックにヘソ出しルックで身体をくねらせ、お得意の“ワイルド&セクシー”を存分にアピール! これまで、多くの女性アーティスト(タリア、パウリナ・ルビオetc.)が“ラテン版マドンナ”と称えられてきましたが、この勢いが続くとシャキーラで定着かもしれませんね。
●第四位は年末に結婚式を挙げたべト・クエバス(ボーカル)率いるロック3人組ラ・レイ。こちらもMTV Unpluggedアルバムで、Aサンスより一足先に出演を果しました。
●第五位はルイスミと並んで今年のMTV出演候補の筆頭に挙がっているミゲル・ボセ。浮遊感のあるポップス世界が魅力です。ラテン系癒し歌手の元祖!? 来る4月にメキシコのアウディトリオで2days公演を予定。もしかしたら、同アルバムに友情参加したメキシコ・ロックの人気者Manaのドラマー、アレックスが登場するかも!? ちなみに彼は私の中で“MR.白シャツNo.2”。さて、ここでお年玉クイズです。「No.1は誰だったでしょう?」正解者には先程ご紹介したサイン入りTシャツを…(笑)。
●演歌のようなロングヒットを更新中のスペイン五人組バンド、ラ・オレハ・デ・ヴァン・ゴッホが第六位を手堅くキープし、2001年のヒット曲を満載したコンピレーション・アルバム第2弾が第7位。続いてはメキシコ人とアルゼンチン人のユニット。しっとりとしたバラード中心のデビュー・アルバムで、チャート再浮上です。
●第九位のアレハンドロ・フェルナンデスは、メキシコ革命の英雄を描く伝記映画『サパタ』主演が決定! “ランチェーラ界の貴公子”はカルロス・サウラ監督とともに先日記者会見に臨みました。マユゲが濃いのはいつものことですが、顔じゅうヒゲで覆われていてビックリ! 早くも役作り? 主題歌は歌わないものの、サントラ盤には本業で参加する模様。近年、メキシコ国内でセクシーNo.1との呼び声高し!ですが、銀幕登場で世界中の女性を大量悩殺なるか!?
● 第十位はエンリケの英語アルバム。シャキーラと並んでアメリカン・ミュージック・ア
ワードのラテンミュージック部門にノミネートされました。MTVの一周年記念イベント出演のため来日間近! 同ライブに潜入(?)するコララテの名誉(!)芸能部員・えるまくんのレポートに期待しましょう! ちなみにブームを見込んで今週の特集でいち早くご紹介してみました(笑)!
●今週の第10位は、ダンスがお得意な少年アイドル5人組。某スポーツ番組の独占インタビューで、西武ライオンズの若きエース、松坂大輔投手が今シーズン(15勝15敗)を振り返ってこう語っていました。「キャンプ中から調子は良かった。第一試合目に勝てなかったことが、イマひとつ(勢い)にのれなかった原因だと思う」と。デビュー・シングルで見事トップ10入りを果したB.A.S.E.、この勢いでスター街道を突き進み、UFFの手ごわいライバルとなるでしょうか!?
●続くはロック界の姉御アレ。音楽ニュースで取り上げましたが、同曲が収録されている最新アルバム『Soy』のプロモーション中にロスで体調を崩し、数週間ほど療養生活を送っていました。PR活動が一時中断となってしまったものの、プエルトリコでNo.1に輝くなど、上々の滑り出し。(メルマガの連載コーナーみたいですが)曲名は「本当に」とか「本当の」という意味。日常会話によく登場します。ちなみに同義語は“de veras”(デ・べラス)。イマドキの若者風に訳すと「マジでさ〜」「マジでぇ〜?」となります(笑)。