展覧会(J)


【 日本メキシコ交流400周年】オアハカ マヒカ - 紙と土のちから
【展覧会】Inner Geographies/Crossing Paths
【展覧会】¡Fiestas de Chiapas! メキシコ・チアパスまつり
【展覧会】 岡本太郎・誇らかなメッセージ“明日の神話”完成への道 展


【 日本メキシコ交流400周年】オアハカ マヒカ - 紙と土のちから
<開催概要>  
【会 期】2009年10月16日(金)〜10月28日(水)
     11:00〜19:00 最終日17:00まで(日曜日休廊)
【会 場】マキイマサルファインアーツ
      〒111−0053 東京都台東区浅草橋1-7-7     
    tel/fax 03-3865-2211
          URL http://www.makiimasaru.com
【展 示】絵画作品 約60点
【 問 合 せ】マキイマサルファインアーツ 木股・佐藤 
E-mail makiimasarufinearts@fuga.ocn.ne.jp 

メキシコと日本の交流400周年にあたる今年、マキイマサルファインアーツでは、「オアハカ マヒカ-紙と土のちから-」と題した展覧会を、開催します。 武蔵野美術大学日本画学科教授である内田あぐり氏がこの春、オアハカのサンアグスティンアートセンターで「土の力」というワークショップを開催、その時の交流から、オアハカのアーティストたちによる作品を展示する機会が実現しました。

2009年3月 オアハカのサンアグスティンアートセンターで開催された絵画ワークショップ「土のちから」(武蔵野美術大学日本画学科教授、内田あぐり氏担当)。その時の参加アーティストによる作品を展示します。
世田谷美術館で開催された「メキシコ20世紀絵画展」(2009年7月4日−8月30日)に顕著なように、メキシコ美術に魅了された日本人は過去に多くいて、交流400周年にあたる今年、またその数を増やすと予想されます。
私たち現代日本人が現在失っている、自然さ、豊かさ、ダイナミズムとプリミティブな表現がそこにあります。そしてまた、両国の美術に共通点もあります。紙と土。絵画の基本となる素材で、両国共に同じです。
画家・内田あぐり氏が、オアハカのワークショップで魅せられた地域のアーティストたちの作品を日本で紹介する貴重な機会です。

日本メキシコ交流400周年事業
協力:サンアグスティンアートセンター、武蔵野美術大学

〜オアハカ マヒカ 紙と土のちから について〜
メキシコ南部にあるオアハカは、先住民の文化や風習が色濃く残っている町で、聖地とも言われています。私がこの地を幾度となく訪れているわけも、オクタビオ・パスやガルシア・マルケスのラテンアメリカ文学が好きであり、マジカルなメキシコの文化や造形に否応なく魅せられてしまうからです。
 オアハカ市内から車で15分ほどの、エトラという小さな集落がある丘の上に、サンアグスティンアートセンターはひっそりと建っています。周囲はなだらかな山々に囲まれ、清水が湧きあふれ、黄色や赤紫の草花が咲き、どこか日本の里山をなつかしく思う風景です。アートセンターの坂を少し下ったところには小さな紙漉工房があり、そこでは先住民の人たちが数人で紙を漉いています。紙の原料はエトラに自生している植物や木々の実で、水がきれいな場所のせいか紙質がとても優れています。淡いピンク色をした紙はコチニールという赤い染料、スカイブルーの紙はインディゴで染め込んだ珍しいものです。コチニールはサボテンに寄生するカイガラムシから抽出する赤紫色の天然染料で、メキシコと南アメリカでしか取れません。日本画の絵の具や赤インキなどでもコチニールは良く使われています。カイガラムシを見つけて指で潰すと、指先が血で滲んだような深紅色になります。エトラの紙はメキシコの他の地域で作られているものよりも、極めが細かく、手で触るとやわらかな温もりがあり、日本の和紙と良く似ているのです。
 私がエトラの紙に出会い、オアハカの土の色に興味を持ったことで、この土地にしかない素材と日本画の技法を使って絵を描けないだろうか、という私自身の素朴な思いからアートセンターでのワークショップが実現しました。今年の3月に開講した4日間のワークショップには、オアハカ在住や近隣の町からのアーティストたちが大勢参加してくれました。私たちは、近くの山から土を採取して、ベンガラ、黄土、朱土、緑土、白土、黒土など、思いのほか様々な色合いと粒子感を持った美しい絵の具を作ることができたのです。
 古代から、世界中の壁画や絵画は、土や植物、木の実、貝、虫、などから作られた絵の具を用いて描いていました。皿に土の絵の具を入れて、メキシコの兎膠で溶きおろし、水を加え、日本画の筆を使ってエトラの紙の上に描く。これは、いつも私が描いている日本画の技法と全く同じことなのです。
 時代を逆行しているような手間のかかる作業を、オアハカのアーティストたちはまるで以前から慣れ親しんでいたように、土の絵の具を使って素晴らしい絵を描いたのです。紙の上に土の記憶を刻むように丹念に描かれた不思議な動物、インディゴの線描で描いた幾何学模様、奇妙な顔と体をした紙の操り人形。どの作品も色調が淡いのに、なぜか濃密でエロティック、魔術的なのです。そして、何よりも彼らのなかに流れているおおらかな、メキシコの大地のような力強さがそこにはあるのです。
この展覧会は、ワークショップに参加したアーティストの中から10名で構成され、その時に描かれたものと後に描かれた作品60数点を展示する予定です。オアハカ在住のアーティストたちによるプリミティブで独創的な絵画世界を、そして紙と土が私たち表現者にとって原初的な素材であることを、是非多くの方々に見て頂きたいと願っています。

【展覧会(J)】


【展覧会】Inner Geographies/Crossing Paths
松尾芭蕉の「奥の細道」にインスパイアを受け、日本国内を巡回しているメキシコ人アーティスト、マリア・ホセ・マコラの展覧会。同時に日本に縁のある4人のメキシコ人若手女性作家を紹介します。全員、過去に或いは現在、日本に滞在するなど、何らかの日本との関わりを持った作家です。マリアが発想の源とする「奥の細道」に関連する展示他、インスタレーション、ビデオ作品など、様々な視点から彼女たちが日本文化に感化されて作り上げた作品を展示する他、期間中トークやパフォーマンスなど、多彩なイベントを通して日本とメキシコの若手作家の交流を図ります。

会期:2006年6月6日(火)〜7月2日(日)
場所:東京ワンダ−サイト
   文京区本郷2-14-16
   JRお茶の水駅・水道橋駅、メトロ本郷三丁目から徒歩7分
   Tel. 03-5689-5331
休館日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
入場料:無料

アーティスト:Maria Jose Macorra, Ale de la Puente, Mariana Arteaga, Tania Solomonoff, Tatiana Musi

Inner Geographies / Crossing Paths イベントスケジュール

6/6 (tue.) 19:00〜 アーティスト・トーク:中ザワヒデキ、もとみやかをる
6/13(tue.) 19:00〜 アーティスト・トーク:マリア・ホセ・デ・マコーラ
6/14(wed.) 19:00〜 パフォーマンス:松井茂(詩人)、さかいれいしう(歌手)(入場料2,000円)
6/15(thu.) 18:00〜 アーティスト・トーク:アレ・デ・ラ・プエンテ、タニア・ソロモノフ、タティアナ・ムシ
6/17(sat.) 15:00〜 詩の朗読:田中槐、小池昌代、平田俊子、パク・キョンミ、浦川聡子、アレ・デ・ラ・プエンテ(入場料1,500円)
6/23(fri.) 18:00〜 パネルディスカッション:メキシコの旅「チアパスの街道」荒木珠奈、石山志保、草野千秋
6/24(sat.) 15:00〜 メキシコ ドキュメンタリー・セッション(入場料1,000円)
6/28(wed.) 18:00〜 神楽歌パフォーマンス:もとみやかをる
ライブ:「鷲か太陽か? ‐ オクタビオ・パス」:雫境(だけい)(入場料1,500円)
6/29(thu.) 18:00〜 レクチャー 「初の外国語訳『奥の細道』」:林屋栄吉

※入場料明記のないイベントについては入場無料です

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【展覧会】¡Fiestas de Chiapas! メキシコ・チアパスまつり



メキシコと日本を結ぶ相互コミュニケーション情報誌「セッテン」で現在表紙を担当している荒木珠奈さんの作品と、チアパスの先住民の作品のコラボをお楽しみください。

展覧会名: !Fiestas de Chiapas!
        メキシコ・チアパスまつり

会期:2006.7.1(土)〜7.30(日)

時間:第一会場 10:00〜20:00 会期中無休
    第二会場 11:00〜19:00 水・木曜日定休

会場:第一会場 エキジビション・スペース
        東京都千代田区丸の内3-5-1
東京国際フォーラム1Fアートショップ内
        TEL.03-3286-6716
        FAX.03-3286-6717

         第二会場 千空間
         東京都渋谷区代々木1-28-1
         TEL/FAX.03-5350-8330
         E-MAIL.senkukan@aol.com
         URL http://www.senkukan.com/

展示内容:
第一会場 チアパスアートと珠奈のzetten
メキシコ最南部チアパス州、先住民(インディヘナ)の版画工房レニャテーロスの版画作品、日墨相互文化コミュニケーション情報誌「zetten」表紙に使われている美術家・荒木珠奈のオリジナル版画、アニマリート(先住民の作った縫いぐるみ)
第二会場 荒木珠奈とアニマリート
アニマリートとのコラボレーションによる、荒木初のアニメーション作品

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【展覧会】 岡本太郎・誇らかなメッセージ“明日の神話”完成への道 展
 本展覧会は、2005年に川崎市岡本太郎美術館で企画・開催されました展覧会に今、国内で修復作業が進められている壁画《明日の神話》の原寸大の写真パネルを展示するなど一部展示内容を追加し、紹介するものです。
 本展覧会では、「壁画再生プロジェクト」の現在の情報を提供するとともに、壁画の原画4点(川崎市岡本太郎美術館、岡本太郎記念館、富山県立近代美術館、名古屋市美術館)などのほか、関連する映像や様々な資料を展示することで、岡本太郎の原爆やヒロシマに対する考え方および制作の意図を明らかにします。

会期:2006年4月15日(土)〜5月28日(日)
開館時間:午前10時〜午後5時(ただし5月5日は午後7時まで開館)
       ※入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般1,030円(820円)、大学生770円(610円)、小中高生510(400円)
※( )内は前売り特別鑑賞券および30名以上の団体料金  ≫前売券販売場所
※5月5日(木)子どもの日は、小中高生無料

主催:広島市現代美術館・川崎市岡本太郎美術館・岡本太郎記念館・中国新聞社
後援:広島県、広島県教育委員会、広島市教育委員会、NHK広島放送局

●講演会
 2006年4月15日(土) 14:00-1610
 T.「“明日の神話”再生への道」14:00-15:00
   講師:平野暁臣(“明日の神話”再生プロジェクト・ゼネラルプロデューサー)
 U「岡本太郎という人」15:10-16:10
   講師:村田慶之輔(川崎市岡本太郎美術館館長)  
 会場:広島市現代美術館地下1階ミュージアム・スタジオ
    ※事前申込不要、当日先着約100名

●講演会「岡本太郎と広島、あるいはヒロシマ」
 2006年5月4日(木・祝) 14:00-15:30
 講師:山下裕二(明治学院大学教授)
 会場:広島市現代美術館地下1階ミュージアム・スタジオ
    ※事前申込不要、当日先着約100名

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