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ペドロ・アルモドバル監督
Pedro Armodovar

1951年スペイン、ラ・マンチャ生まれ。16歳で単身マドリードへ上京。電話公社で働くかたわら、8ミリ映画の自主製作を始める。そのほかに漫画や小説の執筆、バンド活動、劇団などでマルチな才能を発揮。80年に16ミリ長編映画の処女作となる「ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の女の子たち」を発表。87年「神経衰弱ぎりぎりの女たち」で世界的ブレイクを果たす。

日本で最も有名なスペイン人映画監督。極彩色の映像に、毒々しいユーモア、強烈なキャラクターを持つ登場人物達と・・・「コッテリ感」で彼の右にでるものはいない。奇抜な男女の恋愛を描いた作品が多く、一歩間違えば「変態ドタバタ劇」なのだが。。。いわゆる社会的マイノリティーといわれるゲイや性転換者などもうま〜く描かれてたりして、いったいこの監督は繊細なのか変態なのか???好き嫌いが別れるところだ。そして彼の作品の中核となっているのが、「たくましく生きる女性たち」。最新作「オール・アバウト・マイ・マザー」はこれまでのキャリアの集大成ともいえる出来映えで、女性ならば必見。ちなみに、彼の作品にでてくる女優達は皆、個性派かつ魅力的!男優では初期の作品で変態役をこなすアントニオ・バンデラス(今やハリウッド一番のアツイ男)が見物かな?あと、色づかい豊かなファッションやインテリアなどの小道具も要チェック!!

セクシリア
原題
Laberinto de Pasiones
製作
1982/スペイン
出演 シリア・ロス / イマノル・アリアス / エルガ・リネ / アントニオ・バンデラス / ペドロ・アルモドバル
内容 ドラマ/ラブストーリー
ロックンロール娘のセクシリアは病的なニンフォマニア(淫乱症)。あるときライブで出会ったリサという男に一目惚れして純愛に目覚めるが、そいつはバイセクシャルで、おまけに反乱分子に狙われる亡命中の皇太子だった。彼とともに国外脱出するため、セクシリアはある作戦を思いつく。
メモ アルモドバル監督も自分のバンドを率いて出演!

バチ当たり修道院の最期
原題
Entre Tinieblas
製作
1983/スペイン
出演 クリスティーナ・サンチェス・パスカル / フリエタ・セラーノ / マリサ・パレデス / リーナ・カナレハス / マリー・カリーリュ / マヌエル・サルソ
内容 コメディ
麻薬中毒で恋人を死なせたクラブ歌手のヨランダは警察の疑惑を避けるために修道院に駆け込む。ところがそこはとんでもない女たちの駆け込み寺だった。カトリックに対する痛烈な揶揄が大きなスキャンダルを巻き起こした。

グロリアの憂鬱 セックスとドラッグと殺人
原題
Que he Hecho Yo Para Merecer Esto?
製作
1984/スペイン
出演 カルメン・マウラ / アンヘル・デ・アンドレス・ロペス / ファン・マルティネス / ミゲル・アルヘル・エランツ
内容 コメディ

マタドール 炎のレクイエム
原題
Matador
製作
1986/スペイン
出演 アサンプタ・セルナ / アントニオ・バンデラス / エバ・コーボ
内容 ドラマ/ミステリー
相手を殺すことでしか性的欲望を満たせない、死のフェティストともいうべき元闘牛士と女弁護士。運命的に引かれ合う二人は、やがて破滅へと突き進んでいく。
メモ 日本初公開作品。
ビデオ:別題「マタドール」)

神経衰弱ぎりぎりの女たち
原題
Mujeres Al Borde De Un Ataque De Nervios
製作
1987/スペイン
出演 カルメン・マウラ / アントニオ・バンデラス / フリエタ・セラーノ
内容 ドラマ/コメディ
声優のペパは同棲していた愛人イバンに去られてしまう。身も心もボロボロになりながら彼からの電話を待つ彼女の元に、シーア派過激派に属する男と関係を持ってしまったモデル、イバンの息子とそのフィアンセ、精神病院から退院したばかりのイバンの妻など、それぞれの悩みを抱えた女たちが押しかけて、、、
メモ アルモドバルの名を世界に知らしめた名作。
ヴェネチア国際映画祭 脚本賞/ NY批評家協会賞 外国映画賞

欲望の法則
原題
La Ley Del Deseo
製作
1987/スペイン
出演 エウセビオ・ポンセラ / カルメン・マウラ / アントニオ・バンデラス / ミゲル・モリーナ / マヌエラ・ベラスコ
内容 ドラマ/エロティック
映画監督のパブロは恋人との間にものたりなさを感じはじめていた。そんなとき彼の前に魅力的な美青年アントニオが現れ、衝動的に関係を持ってしまうが、アントニオの嫉妬心に悩まされる。また、パブロの兄で、現在は女性に転換したティナもアントニオに恋してしまう。もつれた恋愛関係のゆくえは…

アタメ
原題
Atame!
製作
1990/スペイン
出演 ビクトリア・アブリル / アントニオ・バンデラス / ロレス・レオン / フランシスコ・ラバル
内容 ドラマ
精神病院を退院したリッキーは、以前から目を付けていたポルノ女優マリーナの部屋に押し入る。自分の愛に気付かせて彼女と結婚するために、彼は抵抗する彼女をベッドに縛り付けてしまう。こんなやり方で、果たして彼の夢は叶うのか?
メモ ビデオ:別題「アタメ/私をしばって!」

ハイヒール
原題
Tacones lejanos
製作
1991/仏=スペイン
出演 ビクトリア・アブリル / マリサ・パレデス / ミゲル・ホセ / ペドロ・ディエス・デル・コラル / フェオドール・アトキン / ミリアム・ディアス・アロカ / アナ・リサラン / クリスチナ・マルコス / ビビ・アンデルセン
内容 ドラマ
レベーカは、有名な歌手である母と15年ぶりに再会する。多忙な母の愛に飢えて育った彼女は、母に対する屈折した感情から、母の昔の恋人と結婚していた。母娘の愛と憎しみの葛藤を描いたドラマ。
メモ

キカ
原題
Kika
製作
1993/スペイン
出演 ベロニカ・フォルケ / ピーター・コヨーテ / ビクトリア・アブリル / ロッシ・デ・パルマ
内容 ドラマ
キカという名のメイクアップアーティストを巡って、いろいろな種類の人間がからんでくる話。親相姦、強姦魔、レズビアン、覗き、殺人狂、、という過激なテーマがてんこ盛り。
メモ 「ジャン・ポール・ゴルチエ」が衣装を担当していることで有名

私の秘密の花
原題
La Flor De Mi Secreto
製作
1995/仏=スペイン
出演 マリサ・パレデス / ロッシ・デ・パルマ / イマノル・アリアス / チェス・ランプレアベ
内容 ドラマ
レオは出す本すべてがベストセラーという人気ロマンス小説家。そんな彼女も、私生活では夫の心離れに苦しむ一人の女にすぎなかった。大量生産的な通俗小説に嫌気がさして、新たなる領域に足を踏み出す彼女だったが、、、
メモ ホアキン・コルテスがフラメンコダンサーとして 出演

ライブ・フレッシュ
原題
Carne Tremula
製作
1997/仏=スペイン
出演 リベルト・ラバル / ハビエル・バルデム / フランチェスカ・ネリ / アンヘラ・モリーナ / ホセ・サンチョ / ピラル・バルデム / ペネロペ・クルス
内容 ドラマ/ミステリー
ビクトルは、かつて一夜を過ごしたエレナの部屋へ強引に上がり込む。止めに入った警官ともみ合ううちに、銃が暴発。警官は下半身不随の身となり、ビクトルは服役。刑務所の中でエレナに復讐を誓う彼だったが、、、

オール・アバウト・マイ・マザー
原題
Todo sobre mi madre
製作
1999/仏=スペイン
出演 セシリア・ロス / マリサ・パレデス / ペネロペ・クルス / カンデラ・ペニャ / アントニア・サン・フアン / ロサ・マリア・サルダ
内容 ドラマ/ヒューマン
臓器移植コーディネーターのマヌエラは、最愛の息子を交通事故で失ってしまう。作家を志す息子に、行方不明の父について話すと約束した直後のことだった。息子が残した父への想いを伝えるため、行方不明の夫を探そうと、かつて青春時代を過ごしたバルセロナへ向かう。
メモ アカデミー賞最優秀外国語賞授賞、カンヌ国際映画祭最優秀監督賞など世界中で数々の賞に輝く。