1932年スペイン、ウエスカ生まれ。
技師の勉強をした後、49年からプロカメラマンとなり、数々の雑誌の写真を撮り知名度を上げていった。57年、映画技術調査研究所卒業。58年「Cuenca」で監督デビュー。 65年「狩り」でベルリン映画祭監督賞を受賞。以後ほとんどの作品が国際映画祭で賞を獲得しているスペイン映画界を代表する監督。「ペパーミント・フラッペ」(67年)で主役を演じたジェラルディン・チャップリン(喜劇王チャーリー・チャップリンの娘)と結婚。フラメンコ三部作『血の婚礼』『カルメン』 『恋は魔術師』で主演のアントニオ・ガデスを国際的スターにし、世界にフラメンコブームを巻き起こした立役者。
カラスの飼育
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原題 |
Cria Cuervos
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製作
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1975/スペイン
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出演 |
アナ・トレント / コンチタ・ペレス / ジェラルディン・チャップリン |
内容 |
ドラマ |
幼いアナは3人姉妹の次女。大好きな母の死後、父親と暮らしていた。母の死は父親のせいと信じていたアナは、ある夜父親の飲み物に毒薬を入れる。アナが毒薬と信じていたものはただの重曹だったのだが、翌朝偶然にも父親が亡くなり、3人は伯母に育てられることに。しかし伯母は躾が厳しく、アナは時々母の幻影を見るようになる。ある日伯母に叱られたアナは、伯母にも毒薬を飲ませようと決心するのだが…。 |
メモ |
1976年カンヌ国際映画祭審査員特別賞
タイトルはスペインの「カラスを育てれば目を抉られる」ということわざからきていて「期待は実現しない」という意味
主演は「ミツバチのささやき」(73年/ビクトル・エリセ監督)の名子役アナ・トレント。「ミツバチ〜」を観たサウラ監督がアナの為に作った映画といわれている。
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血の婚礼
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原題 |
Bodas de Sangre
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製作
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1981/スペイン
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出演 |
アントニオ・ガデス/クリスティーナ・オイヨス/ホアン・アントニオ・ヒメネス/ピラル・カルデナス |
内容 |
ドキュメンタリー/ミュージカルダンス |
フラメンコのアントニオ・ガデス舞踊団のリハーサル風景を記録したドキュメント風の映画。映画の中で、ガデス舞踊団は、『血の婚礼』(ガルシア・ロルカの戯曲)という舞台を上演するための稽古を行っている。 稽古が進むうち、舞踊団の中に、舞台の演目と同じような反目、筋書きが生まれる。 |
メモ |
カルロス・サウラ監督がスペインを代表するフラメンコダンサー、アントニオ・ガデス、クリスティーナ・オイヨス等と組んで製作したフラメンコ3部作の第1作目 |
カルメン
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原題 |
Carmen
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製作
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1983/スペイン
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出演 |
アントニオ・ガデス / ラウラ・デル・ソル / パコ・デ・ルシア/クリスティーナ・オイヨス |
内容 |
ドキュメンタリー/ミュージカルダンス |
“カルメン”をフラメンコによるミュージカル仕立てにより映画化した作品。舞台劇とそのリハーサルの現実世界を交錯させ、“カルメン”を演じるはずの役者達がその劇そのものの運命をたどってゆく。劇中劇役でホセを演じるアントニオ役は自らフラメンコ舞踏団の主宰者であり、また振付師、ダンサーとしても活躍するアントニオ・ガデス。 |
メモ |
カルロス・サウラ監督のフラメンコ3部作の第2作目で、日本中でフラメンコ・ブームを起こした傑作。 |
恋は魔術師
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原題 |
El Amor Brujo
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製作
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1985/スペイン
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出演 |
アントニオ・ガデス/クリスティーナ・オイヨス/ラウラ・デル・ソル |
内容 |
ドキュメンタリー/ミュージカルダンス |
愛の亡霊に囚われる女カンデーラに飽くなき情熱を注ぎ続ける男カルメロの物語を、月光のもと踊られる悪霊ばらいの“火祭りの踊り”をクライマックスに、ダイナミックに見せていく。 |
メモ |
サウラ監督がスペインの人間国宝的存在、フラメンコ・ダンサーのガデスと組んで放ったフラメンコ・ミュージカル三部作の完結編 |
愛よりも非情
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原題 |
Dispara
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製作
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1993/伊=スペイン
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出演 |
フランチェスカ・ネリ/アントニオ・バンデラス/ワルター・ヴィダール/ラリ・ラモン |
内容 |
ドラマ |
サーカス育ちの射撃の名人をヒロインに、暴行された女の復讐と愛を描いた作品。射撃の名人アンナのもとに、新聞記者のマルコスが訪れた。二人はすぐに恋に落ちるが、マルコスがいない間に、アンナは3人の男に犯されてしまう。彼女は次の日、3人を射殺して逃亡した。ニュースを見て恐怖を感じ始めたアンナは、マルコスに連絡を取ろうとするのだが……。 |
タクシー
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原題 |
taxi
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製作
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1996/仏=スペイン
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出演 |
イングリッド・ルビオ/アガタ・リス/エウサピオ・ラサロ/パコ・マエストレ/カルロス・フネテス
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内容 |
ドラマ |
受験に失敗したパスは父の仕事を手伝ってタクシー運転手になる。しかし父には裏の顔があり、極右グループの一員として犯罪に手を染めていることに気付く。その犯罪とは、移民や有色人種、ゲイや、麻薬中毒者を自分たちの生活を脅かす根源と称し、タクシーに乗せては殺すこと。 |
メモ |
移民・差別などの社会問題を、サスペンス調で描いた映画 |
フラメンコ
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原題 |
Flamenco
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製作
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1995/スペイン
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出演 |
パコ・デ・ルシア / ホアキン・コルテス / メルチェ・エスメラルダ / マリア・ラヘス / マノロ・サンルーカル / ファルキート / エル・トルタ / マヌエル・アグヘータ / マリオ・マジャ / アントニオ・トスカーノ / フェルナンダ・デ・ウトレーラ / エンリケ・モレンテ / ホセ・メルセー / チョコラーテ / フアナ・ラ・デル・レブエロ / ラ・マカニータ / ローレ・イ・マヌエル / マティルデ・コラル / ポティート / マンサニータ
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内容 |
ドキュメンタリー/ミュージカル |
一切の演出を加えずに、フラメンコそのものを撮ったドキュメンタリー作品。シンプルな舞台設定の中でフラメンコの真髄にストイックにせまる。 |
タンゴ
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原題 |
Tango
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製作
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1998/スペイン=アルゼンチン
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出演 |
ミゲル・アンヘル・ソラ / セシリア・ナロバ / ミア・マエストロ / フアン・カルロス・コペス / カルロス・リバロラ / サンドラ・バジェステーロス / オスカル・カルドソ・オカンポ |
内容 |
ドラマ/ラブストーリー |
ブエノスアイレス。映画監督のマリオ・スアレスはタンゴに関する映画を作るためリハーサルを開始した。巨大なセットでオーディションをしている時、若くて美しいダンサー、エレーナと出会う。彼女は映画製作の出資者のひとりである実力者アンヘロの愛人でもある。しかしダンスのレッスンを重ねるうちマリオとエレーナは次第に恋におちていく。映画製作は佳境を迎えるが、嫉妬したアンヘロは群舞に混じって、エレーナを狙う刺客を送り込んでいた……。 |
メモ |
歴代随一の名振付師たち、ダンサーがずらり勢揃い。 |