ビガス・ルナ監督
Bigas Luna

1946年バルセロナ生まれインテリア・デザイナーとして活動後、 画家に転身、成功をおさめた後、映画界へ。76年に初の長編作「tatuaje」（刺青）を製作。80-83年アメリカで生活。イベリア三部作「ハモン　ハモン」（92年）、「ゴールデン・ボールズ」（93年）「月とおっぱい」（94年）は数々の賞を獲得。「Camarera de Titanic」（96年）、「Volaverunt」等のヒットを次々と飛ばし続けている。
独特の美学に満ちたエロス描写が特徴で、イタリア等で人気が高い。

ハモン　ハモン
原題	JAMON JAMON
製作	1992/スペイン
監督	ビガス・ルナ
出演	ペネロペ・クルス/アンナ・ガリエナ/ジョルディ・モリャ/ステファニア・サンドレッリ/ハヴィエル・バルデム
内容	ロマンス／コメディ
	スペインのごく小さな街で繰りひろげられる男女６人の恋愛ゲーム。金持ちの息子と、彼の子供を身ごもっている娼婦の娘。二人の仲を引き裂こうとする金持ちの母親と、母親に雇われた男。そして、もう一組のカップル。それぞれに思わくが交錯して……。
メモ	ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞 「ハモン」はスペインでは「ハチきれんばかりのいい女」の意味 ペネロペ・クルスの魅力満載。

ゴールデン・ボールズ
原題	HUEVOS DE ORO
製作	1993/スペイン
監督	ビガス・ルナ
出演	ハヴィエル・バルデム/エリザ・トゥアティ/マリア・デ・メディロス/マリベル・ヴェルドゥ/ラクエル・ビアンカ
内容	コメディ／エロティック
	不動産業を興したベニトは、巨大ビル建設のための融資を銀行から受けるため銀行家の娘 マルタと結婚するが、愛人クラウディアとの関係も続ける。成り金願望の強いベニトは資金も無いのに彼の野心は留まるところを知らない。タマも二つあるから、金のローレックスも二つ。女も ２人。どこが悪い？！というベニトの野望は一見、実現へと向かっているようだが・・・愛人クラウディアとマルタのレズシーン、それに ベニトが加わったシーンもあったりと過激な映画。
メモ	ベニトの妻マルタ役を『パルプ・フィクション』のファビアン役だった マリア・デ・メディロス。

おっぱいとお月さま
原題	LA TETA I LA LLUNA
製作	1994/スペイン＝フランス
監督	ビガス・ルナ
出演	マチルダ・メイ/ピエル・ドゥーラン/ジェラール・ダルモン/ミゲル・ポヴェダ/アベル・フォルク/ラウラ・マニャー
内容	ロマンス／コメディ
	フランスからやってきた芸人のカップルとそのフランス人女性に（正確にはそのおっぱいに）憧れる少年をとりまく物語。
メモ	全編カタルーニャ語 ヴェネチア国際映画祭 金オゼッラ賞(脚本)

バンボラ
原題	Bambola
製作	1996/仏=伊=スペイン
監督	ビガス・ルナ
出演	ヴァレリア・マリーニ/ステファノ・ディオニジ/ホルヘ・ペルゴリア
内容	コメディ／エロティック
	沸き立つフェロモンで全ての男を狂わせる情熱の女バンボラ。そのグラマラスなボディとは裏腹の純な心を持つ彼女に男達は吸い寄せられ、そして破滅への炎を燃やす。性欲こそが唯一の生き甲斐の連続レイプ服役囚フーリオもその一人。別の囚人の面会に訪れたバンボラに一目でイカれてしまう。ところが彼女の弟、ホモセクシャルのフラヴィオがフリオを好きになっていまい・・・
メモ	日本での劇場公開を見合わせざるを得なかった問題作。 イタリア語作品