アレックス・デ・ラ・イグレシア監督
Alex de la Iglesia

	1965年スペイン、ビルバオ生まれ。スペイン映画界の問題児？ ペドロ・アルモドヴァルのプロデュースによる長編1 作目「ハイル・ミュタンテ!　電撃XX作戦」を手がけ、モントリオール映画祭のファンタスティック部門、ゴヤ賞の3部門を受賞。その後、ハリウッドから「エイリアン3」の監督オファーが来るもこれを辞退、95年に「ビースト獣の日」を発表、ゴヤ賞（スペインのアカデミー賞）の6部門を独占し、いちやくスペイン映画界の期待の星となる。本国スペインでは99年「Muertos de risa」（どつかれてアンダルシア）が、興行成績で「タイタニック」を超す。 ハイル・ミュタンテ！／電撃ＸＸ作戦 原題 ACCION MUTANTE 製作 1993/スペイン 出演 アントニオ・レシネス/フェルナンド・ギリェン/フレデリケ・フェデール/アレックス・アングロ/ホアン・ヴィアダス 内容 ＳＦ／コメディ 美しい者だけが権力を握る近未来社会で、醜い容貌ゆえに迫害を受け、社会に対して復讐を誓うテロリスト集団〈アクション・ミュタンテ〉。彼らは“美しいものは悪だ！”の合言葉のもと、強姦・誘拐・略奪・殺人を繰り返していた。そしてとあるパーティに誘拐目的で乗り込むのだが……。 ビースト　獣の目 原題 EL DIA DE LA BESTIA 製作 1995/スペイン 出演 アレックス・アングロ/アルマンド・デ・ラッツァ/サンティアゴ・セグーラ/マリア・グラツィア・クッチノッタ 内容 ホラー／コメディ 1995年クリスマスイブ。黙示録の研究に人生を費やしてきた司祭アンヘルは聖書を解読し、翌日マドリッドのどこかに生誕するはずの“反キリスト”抹殺を企てる。そのためには悪魔を降臨させる必要があると考え、自ら悪行を続けるアンヘルだったが、その中で悪魔を崇拝するヘビメタ・ショップの店主ホセ・マリアと出会い、意気投合した二人で悪魔探しを始める。 メモ ビデオ：別題「ビースト/悪魔の黙示録」 ペルディータ 原題 Perdita Durango 製作 1997/米＝スペイン＝メキシコ 出演 ロージー・ペレス / ハビエル・バルデム / ハーレイ・クロス / エーメ・グラハム / ジェームズ・ガンドルフィーニ / スクリーミン・ジェイ・ホーキンス / ダミアン・ビッチャー 内容 アクション/バイオレンス 舞台はアメリカとメキシコの国境地帯。「人生で最大の楽しみはセックスと殺人！」と言ってはばからない ペルディータは同じ臭いのする宿命の男ロメオに出会う。彼は“サンテリア”の怪しい儀式と銀行強盗で小金を稼ぐ、セクシーでマッチョな悪党だ。二人は儀式の生け贄に誘拐した白人“グリンゴ”カップルを道連れに、マフィアのボス、サントスの命令で、メコシコ国境からラスベガスまで、トラック一杯の胎児を密送する仕事を請け負った。後を追うのはダラスの麻薬捜査官。そして後戻りできない二人を待ち受けるのは・・・ メモ 英語作品 デビッド・リンチ監督作品『ワイルド・アット・ハート』の中のキャラクター、ペルディータ・ドゥランゴを主人公にした物語。