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アレハンドロ・アメナバール監督
Alejandro Amenavar

1972年生まれ。スペインで最も注目される若手監督。23歳の時に撮影した長編第1作『テシス・次に私が殺される』が本国スペインで大ヒット。ペドロ・アルモドバル監督の『ハイヒール』が保持していた歴代興行収入を塗り替え、さらには最優秀作品賞を含む7部門でゴヤ賞(スペインのアカデミー賞)を受賞するという快挙を成し遂げた。第2作『オープン・ユア・アイズ』も大ヒットを記録。世界中の映画人からも賛辞をあつめ、リメイク権をめぐってハリウッド・スタジオが争奪戦を繰り広げたほど(最終的にトム・クルーズが獲得し、アメリカでのリメイク版製作が予定されている)。

テシス・次に私が殺される
原題
TESIS
製作
1995/スペイン
出演 アナ・トレント/フェレ・マルティネス/エドゥアルド・ノリエガ
内容 ドラマ/ミステリー
「映像と暴力」について論文を書こうとしている女子大生アンヘラは担当教授が一人で講義室で死んでいるのを発見する。教授が見たと思われるビデオを持ち出したアンヘラはホラーマニアのチェマとそれを見て驚愕する。そこには本物の「殺人」が映されていたのだ。実際の殺人映像=スナッフ・フィルムを題材にしたサスペンス・スリラー。
メモ ビデオ:別題「殺人論文/次に私が殺される」
人間の心の闇に焦点をあて、映像メディアに対する強烈な批判を展開するなどマジメな作品ですが、普通の人には衝撃が強い・・金縛り状態になります。分別のつかないコドモ(若者)絶対見てはなりません!。
スペインの名子役アナ・トレント、29歳にして久々の主演作。
同じくスナッフ(殺人)・フィルムをテーマにしたニコラス・ケイジ主演の「8@」を観ると「やっぱりハリウッド映画って・・」と思ってしまいます。

オープン・ユア・アイズ
原題
ABRE LOS OJOS
製作
1997/スペイン
出演 エドゥアルド・ノリエガ/ベネロペ・クルス/チェテ・レーラ/フェレ・マルティネス/ナイワ・ニムリ
内容 ドラマ/ミステリー
ハンサムで自由な恋愛を楽しみ、裕福な生活をおくる青年セサル。しかし彼の人生はある交通事故を機に一変してしまう。顔は醜く変貌し、恋人ソフィアからも冷たくあしらわれてしまうセサル。だが、ある朝目覚めるとすべては一転した。ソフィアは彼に謝罪して愛を誓い、不可能といわれた整形手術は成功、すべてはもとの幸福な生活へと戻ったかにみえた……。ところが隣で寝ていたソフィアは突然事故死したはずの女に変わり、セサルの周囲には次々と不思議が出来事が起こるようになる。彼女は一体何者なのか? すべては“仕組まれた”悪夢だったのだろうか?「私たちがこうだと思いこんでいることは、実は真実ではない。」
メモ アメナバール監督曰く「これは疎外についての映画」
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