◆◆ アシエンダって? ◆◆

 山田さんにいただいた資料をもとに、メキシコのアシエンダについて簡単にまとめてみました。アシエンダはもともと、新大陸征服・統治に貢献した者がスペイン国王や植民地を支配する副王から土地を与えられたのが始まり。広大な土地に贅沢な屋敷を構え、農奴を使って耕作させていました。小さなものでも100ヘクタール、大きいものになると万単位のものも少なくないそうです。こうした大土地所有制は19世紀半ばのフアレス大統領時代に初めて規制を受けることになりましたが、あまり効果はありませんでした。その後、メキシコ革命の引き金となったとされるディアス大統領独裁時代(ポルフィリアート)には、体制支持者に対し利権として土地が与えられたりしたため、大土地所有制はますます広まりました。

 こうした支配体制に虐げられた農民の不満がメキシコ革命の重要な原動力のひとつとなりました。有名な革命家パンチョ・ビジャが出た北部のチワワ州には穀物のアシエンダが、サパタの出たモレロス州には砂糖のアシエンダがたくさんありました。こうしたアシエンダは革命中に破壊されたところが多く、現在はそこを住居として使っていたり、40年ほど前からは美しい景観と建物を利用してホテルとなっていたりするものが多数有ります。ただ難点はどれも車でないと行けないような場所にあること。

 この数年、特にユカタン半島で多数のアシエンダが改修・新規開業しているようです。訪問された方などいらっしゃいましたら、是非情報提供お願いいたします!!!